キューボレックス、雪や砂利道でも走行できる電動スケートボードの販売を年内に開始

 小型輸送用機械や地上走行ロボットのベンチャー、キューボレックス(長岡市、寺嶋瑞仁社長)は、雪や砂利道でも走行できる電動スケートボード「スケートボート・クローラー」の販売を年内にも始める。

 

 同社では今年5月に試作品を発表しているが、8月に、その改良版の試作品を発表する。

 

「改良したタイプは、じっさいに人が乗ってもスムースに右左折ができるようするほか、電動クローラー(車輪)を大型化するなど、人が乗れるものを作ります。見てもらうだけでなく、実際乗っていただくことで、凄さを体感してもらい、受注の獲得につなげていきたいと考えています」と寺嶋社長は話す。

 

 リモコンのコントローラーのようなもので操縦する。時速は15km/時を想定。1時間の充電で3時間の走行が可能で、価格は未定だが、20~40万円になる見通し。

 

 まずは、レジャー施設や公園などの公共施設への納入を狙い、公道走行に関する法律改正などの動向を見ながら、将来的には一般販売もしていく考えだ。

 

「商品の重量は10kg未満と重くありませんし、スペースも取りません。将来は自宅から駅までスケートボートでいき、片手で電車で運び、そして駅から会社・学校までスケートボートで行くといった活用方法が考えられます」(寺嶋社長)

 

キューボレックスは、長岡技術科学大学の大学院生である寺嶋社長が、今年3月に起業。寺嶋社長は、和歌山工業専門学校に「機械設計と加工をみっしりと学んだ」ほか、在学中、4年連続で手作りロボットを競い合う「高専ロボコン(アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト)」に出場している。

 

そして現在、ものづくり支援施設「匠の駅」に入居し、長岡市の補助金を活用しながら、8月の発表に向けて試作品づくりに取り組んでいる。

 

ちなみに、匠の駅は、長岡市の機械メーカーである丸栄機械製作所が、旧工場を活用して運営している。施設内にズラリと並ぶ生産設備の多くは寄付で、ごく一部の設備を除き、月額1000円で使いたい放題だという。また、端材なども置かれており、材料として自由に使えるそうだ。

 

キューボレックスホームページ

 http://cuborex.com/

(匠の駅二階に入居するキューボレックスのオフィス)

(匠の駅一階のものづくりスペース)