「世界の最重要音楽フェス」の第3位にランクインしたフジロックフェスティバル(湯沢町)

 イギリス音楽業界のリサーチ企業・Festival InsightsとマーケティングリサーチのCGA Strategyの共同プロジェクト「Festival250」は、全世界の音楽フェスティバルを規模、経済効果、影響力、観客動員数から総合的に格付けしたランキング「世界の最重要音楽フェスティバルランキング」を今年9月に発表した。

 

 そこに1999年から湯沢町の苗場スキー場で開催されている「フジロックフェスティバル」が世界第3位にランクインする快挙となった。

 

 1位に選ばれた「コーチェラ・フェスティバル」(米カリフォルニア)は2週にわたり開催され、チケット収入や物販を合わせて約74000万ドル(800億円)を売り上げ、地域経済にも約120億円の経済効果をもたらしたとされる。

 

 2位の「グラストンベリー・フェスティバル」(英)は135000人の観客動員で、出演アーティストのCDセールスはその翌日に1060倍に跳ね上がったという。

 

 フジロックは1997年にスタートし、1999年以降は苗場で開催され2016年で第20回を迎えた。国内外の有名アーティストのステージを見に、毎年10万人以上が足を運んでいる。開催3日間の経済効果は30億円超と言われる。

 

 また「世界一クリーンなロックフェス」と言われるように、来場者には“自然発生的に”ゴミ分別の習慣化が成されているなど、エコロジーとクリーンネスの思想が根付いている。アウトドア要素、地域住民の参加意識なども含め、「新時代の日本型フェス」として注目されている。そうした点も高い評価につながったのではないか。

 

 なお日本国内の音楽フェスでは「サマーソニック・東京」(74位)、「サマーソニック・大阪」(91位)もランクインした。

 

 

 「観光PRが下手」という自虐ネタはもはや新潟の定番だが、世界に誇る音楽フェスが開催されているということを忘れてはならない。もっとも「フジロック=新潟のコンテンツ」というイメージが全く根付いていないあたり、その評価は妥当なのかもしれない。