最大1000万円を支援! 起業家支援に注力する長岡市の取り組み

 起業家に対し最大1000万円応援します--。長岡市では、こんなキャッチフレーズのチラシを作り、起業家の支援制度をPRしている。

 

「起業家応援事業補助金」で、事業の新規性や雇用拡大などを審査会で審査し、最大で1000万円を補助する制度。「既に国や県(にいがた産業創造機構)の補助金を受け、その補助期間が終了した起業・創業5年未満の方を対象にしています」(商業振興係・根津崇主事)

 つまり既に国や県の補助金をもらったうえに、さらに長岡市から最大1000万円の補助金(補助率3分の2)をもらえるという、ありがたい制度。

 

ただし、審査会も要求される基準は非常に高く、これまで採択されたのは、1件のみ。それも補助額は600万円強だったという。ブレッドアースというパン屋で、長岡産の米粉を使った生地や、地場産野菜を使ったパン(農業活性化に寄与)、米をアルファ化する“長岡産”の機械の導入(長岡の基幹産業の発展に寄与)などが評価された。

 

一方、今年度から同制度に、これから起業する人向けの「スターアップ枠」を追加した。

ちなみに、起業家応援事業補助金の採択者は、設備や運転資金の融資制度「長岡市中小企業振興融資」の貸付利率を0・2%引き下げてもらえる。信用保証料の補助割合が100%という制度も併用すれば、実質かなり低い利率で融資が受けることができる。

 

なお、長岡市では、このほかにも起業に関する無用相談ができる「起業支援センターNAGAOKA」、一般に加え、女性、若者、社会起業家などに特化した「起業塾」などの事業も行っている。

「起業支援センターNAGAOKAは平成26年7月の開設以来、多くの相談があり、既に5060件の創業という成果が出ています」(同)

 

 開業率が低迷する新潟県にあって、起業家支援に注力する長岡市に今後も注目だ。

(2016年12月10日号より転載)