風力発電にマイクロ水力 青木環境事業がエネルギー事業を強化

産業廃棄物処理を手がける青木環境事業株式会社(新潟市北区、青木勇社長、025・255・3360)が、エネルギー事業を強化している。

 

同社は昨年、小型風力を使った発電事業に乗り出した。

現在、高さ30mの小型風力発電機「Excel10」(米国製=写真)を4基設置し、FIT(固定価格買取制度)のもと、東北電力に売電しているが、今後は千葉などに追加で設置し、来年中(※2017年)に10基以上にする。

また、高さ15m級の小型風力発電機「Windera s」の外販も始める。「投資額が少額で済むことや、大型に比べ、メンテナンスが容易なのが特徴です。風力発電の買取価格(陸上、20kw未満)は高く、需要はあると考えています」(青木俊和副社長)

 

風力発電に先駆け2013年に本社屋上に設置して運営を始めた太陽光発電所も拡充する。現在9カ所で発電所を運営し、合計発電能力は2・9メガを超えるが、来年(※2017年)に1~2カ所で運営を開始し、発電能力を3メガ超に引き上げる。

 

さらに本業の焼却炉の廃熱を使った発電も計画。「近々、焼却炉を増設する予定で、その際には、廃熱を使って発電ができるようにします。基本的には本社屋の電気に使う予定ですが、余剰電力があれば、新電力などに売電していきます」(同)

 

一方、大手精密部品メーカー、NTN株式会社(大阪市)が開発したエネルギー製品の県内での販売を順次始める。第一弾として、年内(※2016年)にも「ハイブリッド街路灯」を販売する。

独自の翼形状により高効率発電が可能な風力と、太陽光で発電した電力を充電し夜間にLED照明を自動点灯する街路樹。2016年5月に開催された伊勢志摩サミットのメディアセンターとなった三重県営サンアリーナにも設置されている。

 

その後、農業や工業用水路に設置する「マイクロ水車」などを順次販売していく予定だ。

(2016年12月10日号より転載)