国内有数のメカトロニクス企業、技術開発研究所(江南区)が開発した“除雪ロボット”がカワイすぎる件

 新潟市江南区の株式会社技術開発研究所は、道路、橋梁、トンネルなど社会資本の建設・維持管理にかかわるメカトロニクスの分野では国内トップクラスの技術力を持つ企業。

 

 秋山和夫社長は、新潟鉄工で20年以上にわたり車両や社会資本分野の技術開発にたずさわり、平成5年に同社を設立した。顧客の大部分は国、都道府県などの行政。

 

 同社の技術が活かされる社会資本は非常に広範にわたるが、真骨頂は何かと問われれば橋梁の維持関連機械、とくに橋梁補修作業用移動足場。日本最長の道路橋である明石海峡大橋や関門橋や東京湾アクアラインなど国内の名だたる長大橋の数々で同社の製品が活躍している。その技術力は国内にとどまらず、韓国国内9か所の長大橋にも用いられている。

 

 こうした設備の開発・製造は、かつては大手重工各社が担っていたが、昨今はこの分野の技術者、人材が枯渇している。橋梁、道路など国内の社会資本ストックは老朽化が進み、すでに本格的な維持管理時代に入って久しく、ますます同社の技術力は希少価値として注目されていくだろう。

 

 このような社会資本の維持管理分野は、人間が作業を行うには危険な場所というのが非常に多い。橋脚や高層建造物などの高所、海底、果ては原発なども。そのため、人間に代わって作業をするロボット技術も強く求められている。同社では高い技術力を活かし作業用ロボットも多く開発している。

 

 そんな同社が開発したロボットの中でもユニークなのが、『自律運行型除雪ロボット・ゆき太郎』。障害物を検知しながら降雪地面を自律走行し、積った雪を“食べ進む”。機内に取り込まれた雪は圧縮成型されブロック状になって後方に積み上げられる。これは愛知万博出展用に産官学連携で共同開発されたものだが、プロジェクト実動の中心は同社だ。

 

 この「ゆき太郎」が、実は今、海外の掲示板サイトで「高性能なのにカワイ過ぎる」「ムダにカワイイ」と話題になっている。確かに黄色の丸っこいボディに大きな目玉もついた、フォルムはポケモンのようで愛らしい。高機能と愛くるしさのギャップがスゴい。

 

 ※技術開発研究所の詳しい記事は、210日発行のにいがた経済新聞に掲載予定です。