モノづくりを変えた! 米山工業(三条市)の国内最先端の3Dプリンターに世界が注目

 三条市の米山工業は金属プレス加工を本業とし、品質・コスト・納期にきめ細かい対応をする会社。メーンは自動車部品の委託製造。近年では金属加工の卓越した技術を活かしてオリジナルのiPhoneカバーなども製造販売している。

 そんな同社が展開するのは3Dプリントの出力サービス。「3Dプリンターの出現は、モノづくりの考え方を180度変えたと思います」(米山敏史専務)と言う通り、3D-CADで図面を描いて入力すれば拳銃から自動車まで形あるものならなんでもモデリングできる仕組みはまさに現代の錬金術(マネタリング的な意味ではない)。極端な話、プロダクトの試作品を作るのに高い費用と多くの時間をかけた金型製作を端折れるのだから。

 

 米山工業が導入する3Dプリンターはドイツ製の「FORMIGA-P」だが、最小積層厚0.06mmを実現できるのは国内で4社ほどしかない。まぎれもなくトップクラスの精度を誇る設備だ。日本のモノづくり業界で今“風雲児”と呼ばれる最先端企業「カブク」が、米山工業が提供する国内トップクラスの3Dプリント技術に目をつけ協力企業を依頼するのも無理からぬ話か。

 

 同社では、企業の依頼に加えて個人からも3Dプリントの出力サービスを提供している。料金は1グラムあたり200円(データの調整や設計などは別途費用がかかる)。「データ渡しが基本なのですが、そこはやはり口頭で“こんなものを作ってほしい”と言ってこられるお客様の方が圧倒的に多いです」(米山専務)。発注者は国内にとどまらず海外からの引き合いも多い。

(米山工業の詳細記事は、にいがた経済新聞2/10号で) 

 

(上写真)最先端の3Dプリンター設備「FORMIGA-P

3Dプリンターから最初に出力されたものは“粉のカタマリ”といった感じ

まるで考古学者のように粉の中から“発掘”する作業。これにブラスターをかけてキレイにする

3Dプリンターで出力された作品たち