コロナが新製品のオイルレスヒーター「ノイルヒート」を発表

「体感できる快適」に加えて「心地よさ」なども追及

都内で開催された新製品発表会

暖房機器などの製造販売を手掛ける株式会社コロナ(新潟県三条市)は27日、東京都内で、今秋発売するオイルレスヒーター「ノイルヒート(NOIL HEAT)」の発表会を開催した。発表会では、新製品の特徴(移動が簡単、即暖性、熱効率のよさ、タイマーを使った先回り暖房など)についての説明が行われたほか、同社の小林一芳代表取締役社長、渋木英晴常務取締役、藤本美貴さんによるトークショーが行われた。

【写真】トークショーの模様

 

世間では、オイルヒーターが、「静か」「風がない」「安全」「空位が汚れない(喉や肌にやさしい)」などの理由から市場が拡大している。そうしたなか、今回発表した、オイルを使わないノイルヒートは、オイルヒーターの持つ、こうした特徴に加え、アンケート調査でニーズが高かった「移動がラク」「簡単な操作」「即暖性」といった特徴も加えたという。

「移動」で言えば、オイルレスということもあり重量は10kg程度と軽量。またキャスターもついていて、簡単に移動させることができるという。

「簡単な操作」では、これまでの暖房機器や住宅設備の製造開発で培ってきたノウハウを活用し、様々な操作を簡単にした。例えば簡単に操作できる「プロラムタイマー」(ONの時間を表示し、「入タイマー」を押すだけ)を使って、帰宅時間や起床時間に合わせて、運転開始をタイマー予約できる。つまり簡単な操作で、帰宅時や起床時に寒い思いをしなくても済むようになる(下の図参照)。

 

「即暖性」は、アルミとヒーター管を一体成型した「アルミダイキャストヒーター」により実現している。熱伝導率の高いアルミとヒーター管が隙間なく密着した構造になっているので、熱伝導率が高く、効率よく暖まるという。また、空気の流れを考慮した「オフセット構造」をトライ&エラーの末に開発し、採用した。三段のうち、下段だけを少しだけずらすことで、暖気流が下段から中段に入る際に分岐する。これにより機内で空気がかき混ざり、効率的に放熱できるという(下写真参照)。

空気の流れを考慮した「オフセット構造」を採用

 

このほか、ワンタッチで電気代を25%削減(金額ベースでは1シーズンで約6700円)削減できる「ecoモード」や、「国内生産」(ものづくりの集積地である新潟・燕三条地区の生産)であることも同製品の特徴だ。

暖房の目安が10~13畳までと、8~10畳まで2タイプあり、価格は7~8万円という。

なお、コロナでは、新たなブランドスローガンとして「つぎの快適をつくろう。」を掲げた。このスローガンのもと、従来の「体感できる快適」にとどまらず、「心地よさ」や「心の満足」を実感できるワンランク上の価値の提供を目指していく。「今後は、これまで以上に暮らしに寄り添う企業としてお客様とのコミュニケーションや接点の増加に取り組むほか、専門企業として技術力を生かした開発とその発信を行い、ブランド価値の向上を図っていく。本日発表させていただいた商品はその第一弾」と小林一芳代表取締役社長は語っていた。

ノイルヒート

 

コロナは暖房機器、空調家電機器、住宅設備機器メーカー。1952年に日本初となる加圧式石油コンロを発売したほか、1955年には日本初となる加圧式石油ストーブを発売。また2001年には世界初となるCO2ヒートポンプ給油機「エコキュート」を発売している。2019年3月期の売上高は831億9500万円。

小林一芳代表取締役社長

渋木英晴常務取締役