企業のスポンサードでチームに「地域に力」を 新潟アルビレックスBBの新シーズン始動

昨シーズン地区優勝を果たしたアルビBB。©NIIGATA ALBIREX BB

10月3日、プロバスケットボールリーグであるBリーグの新シーズンが幕を開ける。長岡市を本拠地とする新潟アルビレックスBBは昨シーズン、2016年のBリーグ開幕当初から念願だった中地区における地区優勝を果たし、初のチャンピオンシップに進出。勝利を挙げることはできなかったが、この経験を糧に、昨シーズン以上の成績を残すため「NEW-CHALLENGE」をチームスローガンに掲げ、新しいチームで新たにチャレンジする。

そんな彼らの活躍を支えているのが、スポンサー企業の存在だ。チームにとって、チームのブランドイメージの向上や認知の拡大、そして直接的な収入によるチームの安定運用などに寄与している。その関わり方は企業によって様々であり、チームユニフォームへのロゴ掲出や冠イベントの開催、コラボ商品の制作など多岐にわたる。

企業にとっても「露出拡大・広告要素」「消費者への直接的なPR」「企業社員への福利厚生」などのメリットは多い。アルビBBの営業部部長・早川貴彰氏は、「バスケットボールという競技で企業が抱える課題を解決する手段として、私たちを使っていただきたいと思います。スポーツの持つ力、選手・チームの発信力や告知力を生かしてスポンサー商品のPRをすることにより、認知拡大を目指し、その結果アルビBBの認知拡大や来場のきっかけを作り相互によい関係でありたいですね」と、企業とのタイアップに期待を寄せる。

社員みんなで応援Tシャツを着て仕事

アルビBBとのコラボを展開する企業の一つに、オフィシャルスポンサーを務めるグローカルマーケティング(長岡市)がある。昨シーズンはホームゲームの日に、社員みんなで応援Tシャツを着て仕事をしようという「アルビBB応援Tシャツ出勤デー」を実施。「みんなが同じTシャツを着て仕事をするのは、試合会場の一体感に近いものがあり、仕事へのモチベーションにもつながりますね」と社員から好評だった。今年は12月11日の富山グラウジーズ戦の日に実施する予定だ。

グローカルマーケティングの「アルビBB応援Tシャツ出勤デー」。

またこの取り組みの人認知を広めるべく、2019-2020シーズンからはゲームの来場者数を発表するスクリーンに同社の集合写真と来場者数が映し出される「来場者数発表スポンサー」にもなっている。同社ではマーケティングを活用した様々な取り組みを行っており、「マーケティング×スポーツ」の視点からも地域を盛り上げていこうと、前出の取り組み以外にも、終業後の試合観戦や地域の飲食店を巻き込んだ応援メニューの開発、「赤ちゃんハイハイレース」「キッズフリースロー」「バスケビンゴゲーム」などの親子で楽しめるユニークな企画も行っている。

今シーズンはさらにパワーアップし、社内に「アルビBB応援委員会」が発足。応援を通じて社内もアルビBBもさらに盛り上げていこうという意気込みだ。今井進太郎代表取締役も「この取り組みを、まずはアオーレ周辺の企業から市内、県全域へと広げ、アルビBBを応援する風土が地域全体に浸透することで地域活性化につながれば」と広い視野で意義を感じている。

まもなく新シーズンを迎えるアルビBB。「令和はバスケ時代と呼ばれるように、Bリーグ全体でバスケ界を盛り上げている中、地域密着型のプロチームとして、バスケットボールを通してホームタウンである長岡・新潟県を盛り上げていきたいです。そしてスポーツを地域の資源と感じていただき、企業の社会活動の一環として地域を元気にしていきたいで
すね」と語るアルビBBの早川氏。チーム・企業・地域の三者が連携することで、得られる相乗効果は大きく、手を携えて共に刺激しあい、成長し合っていくことが期待される。

試合前のコートで行われた「赤ちゃんハイハイレース」。子育て応援ト
キッ子こらぶとのコラボにも積極的で、「トキッ子子育て応援フェア」
へのブース出展も行っている。
三幸製菓株式会社も2017年よりスポンサー契約を締結している。
©NIIGATA ALBIREX BB

三幸製菓株式会社も2017年よりスポンサー契約を締結している。
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