【連載】新潟の大学生発! SDGsから新潟の今を考える「安全な水とトイレが世界中に行き渡るために、私達が知っておきたいこと(目標6)」


前回:【連載】新潟の大学生発! SDGsから新潟の今を考える「女性が活躍し、持続可能な社会を実現していくために(目標5)」

こんにちは、新潟カープの笹﨑です。

今回は、「目標6.安全な水とトイレを世界中に」をテーマに、国際的な課題から、日本の取り組みなどを勉強し、今私たちにできることなどを話しあっていきました。

 

目標6「安全な水とトイレを世界中に」ってどんな目標?

SDGsの目標6は、「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」ことをテーマに掲げています。「すべての人々」「飲料水・トイレ」そして「持続可能な管理」がポイントになっています。

ここで、飲料水や下水施設に関わる世界の現状と日本の現状を比較して見ていきます。

「6.1 2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成する」において、日本の水道普及率は、約98%で、私たちは普段生活する上で飲料水に困るというシーンは少ないと思います。

一方、世界に目を向けてみると、南半球、特に、アフリカ、東南アジアでは水道普及率は極端に低くなっているのが現状です。私たちは、蛇口を捻ればすぐに飲料水が手に入りますが、水道普及率の低い地域では、飲料水を手に入れるのに何時間もかけなければいけません。また、目標4の記事でも紹介しましたが、こうした現状が、こどもが教育を受ける機会を奪ってしまっているという悲しい現実を引き起こしてしまっているのです。(出典:水道普及率ランキング – 世界事典 、最終閲覧日2021年12月12日)

「6.2 2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性および女児、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う」においては「トイレ」がキーワードになるのですが、日本においては、自宅にはもちろんの事、外出時でも清潔な個室のトイレを使用できると思います。

しかし、2020年時点で、世界では36億の人が安全に管理されたトイレを使用することができません。このうち。約5億人もの人が、野外排泄を余儀なくされています。(出典:Progress on household drinking water, sanitation and hygiene, 2000−2020− UNICEF DATA、最終閲覧日2021年12月12日)

このように安全な飲料水が入手できないことや、衛生なトイレを使えないことは、感染症にかかり死亡してしまうことや、子どもや女性の教育の機会を奪うことにつながっています。こうした、問題は私たちには馴染みがないかもしれませんが、こうした世界の問題は私たちの問題でもあります。

 

日本の課題

それでは、日本における水の問題とは何なのか見ていきましょう。

最近「バーチャルウォーター」という言葉を聞くことが増えてきました。これは、輸入食料を生産するとしたら、どのくらい水が必要かを推定したものになっています。日本は年間約640億トンもの水を間接的に輸入していると言われており、私たちは、普段生活する中で、間接的に海外の水を多く使用しています

日本の仮装水総輸入量

(出典:環境省_virtual water、最終閲覧日2021年12月12日)
(出典:日本は意外な「水輸入大国」――仮想水貿易でわかる水問題のグローバル化、最終閲覧日2021年12月12日)

水資源の不足は、開発途上国ほど深刻で、日本は間接的にも海外の水を大量に使用しているため、開発途上国の支援の義務があり、日本に住む私達も世界の水の問題について真剣に考える責任があると考えました。

 

日本の取り組み

日本においての水問題を取り上げましたが、実際には、開発途上国に多くの支援を行っているのも事実です。

水質浄化剤を開発している企業では、独自に開発した水質浄化剤を開発途上国に低価格で提供している事例があります。これにより、安価な水が自宅の近くで手に入り、水を汲みに行く時間の削減だけでなく、水を通した病気の発生率も低くすることができます。

こうした、飲料水や、トイレに関する技術支援は今後も積極的に行う必要があります。

 

私たちにできること

今回は、世界の水に関わる問題を見ていき、その中で、多くの人が苦しい生活を送らざるを得ないことが分かりました。開発途上国において、日本が技術支援をすることも必要ですが、専門的な支援ができない私たちにできることはあるのでしょうか。

話し合っていく中で、こうした国際的な課題に意識・関心を持ち続けていくことが大切であり、普段の生活から、節水などを通して、問題意識を持つことが重要という意見が挙がりました。また、直接的に技術の支援はできなくても募金などできる範囲で支援していくことも大切だという意見もありました。

どんなに小さな行動であったとしても、水・トイレの問題で困難な生活を送る人々のために行動するなら、それは大きな変化をもたらし得るのではないでしょうか。

 

【連載 新潟の大学生発! SDGsから新潟の今を考える】

前回:【連載】新潟の大学生発! SDGsから新潟の今を考える「女性が活躍し、持続可能な社会を実現していくために(目標5)」

初回:【連載】新潟の大学生発! SDGsから新潟の今を考える 第1回「SDGsの実現の先にある新潟の未来」

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