新潟県上越地域の飲食店などに首都圏から来客


道の駅あらい

コロナショックが地域経済に深刻な影響を及ぼしている。こうしたなか、感染者が増加している首都圏と北陸新幹線などで直結している上越地域では、これまで恩恵をもたらすと思われていた新幹線が逆に“コロナ疎開”を誘導しているのではないかとの見方が出始めている。

妙高市の人気飲食店「とん汁たちばな」は、市外・県外からも来客がある人気の店で、芸能人にも評判なことで有名だ。その、とん汁たちばなに16日昼、東京・多摩ナンバーの車が停車していたという。ある上越市内の公共施設の関係者は、「やることがなくて遠くに来ているのではないか。当館にも千葉から来た人が新潟市から来たと嘘をついていた人がいた。聞いたら、車で来たので大丈夫だと言っていたが、正直感染が広がるのではないかと不安を感じる」と話していた。

飲食店経営も深刻さを増していて、上越市高田地区の飲食店街、仲町エリアにある老舗料亭のやすねが休業を決めた。さらに追い討ちをかけるように、同市で出たコロナ感染者(仕事で東京に滞在していた30代の会社員男性)が同エリアの飲食店を利用したとのデマが流れ、風評被害が出るなど新型コロナの影響が大きく出ている状況だ。

観光拠点も軒並み厳しい。北陸新幹線の上越妙高駅西口のコンテナ商業施設「フルサット」では、新幹線利用者が70%から80%減となったことが大きく響いている。

妙高市の「道の駅あらい」は、情報発信施設の利用者が半分に減ったほか、6月に予定する1年で最大のイベント「くびきの縁日」の開催も未定となっている。同エリアのイタリアンレストランでは打開策として、ピザのテイクアウトを強化し始めたという。

上越市では、(上記の)感染者が1人出たあと、感染者は出ていない。ある飲食関係者は、「首都圏からの観光客、ビジネス客というのはありがたい存在ではある。だが、首都圏などで感染者が増加していることを考えると、不要不急の往来は、コロナ問題が収束するまで避けてほしい」と本音を漏らしていた。

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フルサット雁木下



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