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【連載】新潟の大学生発! SDGsから新潟の今を考える 第1回「SDGsの実現の先にある新潟の未来」


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初めまして、新潟大学創生学部3年小野木靖華です。私は現在、新潟カープという学生団体に所属し、そこでSDGsについて学ぶ場を持っています。SDGsは2030年までの持続可能な開発目標のことで、17の目標を掲げて全世界で取り組まれています。日本においても、2、3年前から企業での取り組みが注目され始めましたが、一般的には、名前は聞いたことがあってもよく分からないというのが現状です。そこで、より多くの人にSDGsを知ってもらいたいと思い、学生視点からのSDGsについての記事を連載させて頂きます。

今回は初回ということで、新潟カープの紹介をしながら、普段私が取り組んでいることやSDGsに関心を持った経緯を紹介していきたいと思います。

 

活動のVISION

私達は「新潟で、つながりを持った地域を実現する」というビジョンをもって活動しています。これは、現代の地域・社会における人と人の「つながり」の希薄化に問題意識を抱いたところから来ています。

人と人がつながって家族のように思うことのできる地域・社会をつくりたいと思って、「One Family NIIGATA」という理念を活動の軸としています。

今の社会は、こうした思い合えるつながりを感じることが難しい状態にあります。地域社会に目を向けると、ライフスタイルの変化に伴い、昔と比べて地縁のつながりが希薄化しています。内閣府の資料によると、近所付き合いの程度は減少しており、大都市での近所付き合いは町村と比較しても少ない事がわかります。今後、日本の各地での都市開発が進むと、ますます地縁のつながりの希薄化は進行していくでしょう。

その背景として、他人の関与を歓迎しない個人主義の浸透が挙げられます。自分のことは自分一人でやるのが当たり前という、行き過ぎた個人主義の風潮は、頼り合える人と人のつながりを断ってしまうのではないかと考えられます。

【参考資料】なぜ地域の繋がりが希薄化し、地域の教育力が低下していると思うか

この風潮は地縁に留まらず、社会全体に及んでおり、あらゆる関係性において、つながりの希薄化が進んでいます。このことが、独居老人、孤独死、若者の未婚、単身世帯の増加、家庭内別居などの問題に発展しています。

このように周囲の人に話を聞いてもらったり、助けを求めたりできる環境の減少がストレス社会を助長し、さらにSNSという新しいコミュニティの中で新たな問題を引き起こしています。SNSでの非対面コミュニケーションは、今や当たり前ですが、相手の身振りや表情、声などの非言語的な情報が無く、対面のコミュニケーションよりも非人間的になってしまいます。このSNSが、ストレスのはけ口になり、被害者・加害者を生み、実際にサイバー空間での事件は多発していることが法務省の資料からも分かります。人とつながっているはずなのに、心休まらないコミュニティになっているのは私自身も実感するところです。

このような問題を解決するために私達大学生にできることを積み重ねて、新潟から、あたたかい家族のようなつながりを持った関係性・地域を実現するために活動しています。

活動は、主に定例研プロジェクトの2つです。

 

定例研で学生発表やディスカッション

まず、定例研では社会問題を他人事ではなく自分事として考えられるように、社会問題について学生が発表やディスカッションできる場を持ったり、有識者の方とお話して問題意識を深める場を設けたりしています。この活動を通して、実際に地域社会に求められていること・必要なことを考えて、VISIONを地域で具体的に実現するためのプロジェクト立案をしたりしています。

現在は、SDGsを切り口に社会問題を取り上げています。SDGsとは2030年までに誰一人取り残さない社会実現のための持続可能な開発目標です。(SDGs自体について詳しくは第2回の方でご説明したいと思います。)私達はSDGsの「誰一人取り残さない」という考え方に共感し、SDGsを軸とした地域づくりの先に、家族のようなつながりを感じられる地域社会の実現があるのではと考えて、SDGsの観点から社会問題について学んでいる最中です。また、このような場で学んだことを発信することで、より多くの人に「誰一人取り残さない社会」、「人と人とのつながり」について考えるきっかけにしてほしいと思っています。

 

プロジェクトを地域の方々と協力して企画・実行

プロジェクトでは定例研で立案されたプロジェクトを地域の方々と協力して企画・実行しています。

現在、ハローフラワープロジェクト(以下、HFP)というプロジェクトを2つの自治会で行っています。HFPとは、花が植えられたプランターを家の玄関に置いてもらい、花の水やりをしながら登下校中の子供を見守るというものです。これは子供の防犯だけではなく、近隣住民と話す機会を増やしたり、若い親世代の地域活動への参加のきっかけになったりすることを期待できます。このように具体的に地域社会につながり生み出していく活動をしています。こちらの活動の進捗についても、ご紹介できたらと思います。

今回は、自己紹介を読んでくださってありがとうございました。次回からはSDGsについての内容を掲載させていただきます。よろしくお願い致します!

 

参考文献
SNS上での誹謗中傷への対策に関する取組の大枠について(総務省,2020,7)https://www.soumu.go.jp/main_content/000695577.pdf
(最終閲覧日:2020/12/23)

厚生労働白書第1章第3節地域の社会保障サービスに対するニーズの多様化(厚生労働省,2004)
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/05/dl/1-1d.pdf
(最終閲覧日:2020/12/23)

 

【関連リンク】
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