【負債総額は約2億6,300万円】織物製造・染色の港屋(長岡市)が破産開始決定、新型コロナで売上減収に拍車

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、織物製造・染色の港屋株式会社(長岡市、設立1950年1月6日、資本金1,000万円、星野善彦社長)が3月25日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。

破産管財人には小村隆弁護士(小村法律事務所、長岡市殿町)が選任された。 負債総額は約2億6,300万円。

1871年創業で染色業から出発し、1950年1月に法人化。後に織物製造も手掛けるようになり、染色した糸で織物を製造する「先染め」を主力としていた。

判明するピーク時の売上高は、1982年7月期に32億7,100万円を計上したが、国内消費低迷や輸入品との競合等により、2000年前後から減収が進み、2008年7月期以降は売上低迷で赤字が慢性化。また、新型コロナウイルス感染拡大以降は減収が一段と進み、2022年7月期の売上高は3億600万円余りに落ち込み、採算面も厳しい状況が続いていた。

2023年5月には栃尾地区で唯一の糸染色業者であった、いずみ染工(株)(長岡市)が破産し、産地内での染色ができなくなり、いずみ染工(株)と業務提携していた当社の経営にも影響が生じていた。

こうした中、事業継続と従業員の雇用を維持するため、2023年10月10日付で糸加工販売の(株)シモムラ(石川県小松市)に事業を譲渡。その後は法的手続の準備を進めていたもので、今回の措置となった。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは141件目となる。

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