「開府400年! 長岡ものづくりフェア2019」が開会

家族連れにとっても見どころ盛だくさん

会場内は多くの来場者で賑わっていた

ものづくりに関心を持つ子どもを増やし、地元企業への就職に繋げることを目的にした産業イベント「開府400年! 長岡ものづくりフェア2019」が9日、長岡市千秋三のハイブ長岡で始まった。長岡市の製造業を見て、触れて、体感できるイベント。20以上の企業や団体が出展していて、初日から多くの家族連れで盛り上がった。

フェアは今回で3回目。2018年に長岡開府400年を迎えたことから、従来のアオーレ長岡ではなく、サイズアップしてハイブ長岡での開催となった。会期は10日まで。入場無料。

与板打刃物、小国和紙、栃尾てまりなどが出展する「伝統産業ゾーン」では、匠の実演などを間近で見たり、伝統の技を体験したりすることができる。例えば、和菓子づくり体験、簡単鋳物教室、マイ箸づくり(木工)などだ。

「ものづくり企業ゾーン」では、企業・団体などが出展している。株式会社大原鉄工所(長岡市)は、主力製品である雪上車の実車を展示。内部を公開してコックピットに体験乗車できるようにした。子どもたちは、はしゃぎながらコックピットに乗り、ハンドルを握ってご満悦な様子を浮かべていた。ユニオンツール株式会社(本社:東京都、工場が長岡市)は、生体センサーの実演会を開催。ランプと連動させ、心拍の速さによって灯の色が変わるように設定。体験者は、従業員の説明を受けながら、色が変わる様子に驚いていた。このほか、レゴを用いたプログラミング体験や、ものづくり体験ができるブースもある。さらに、レスキューロボットのデモンストレーションも見ることができる。

大原鉄工所は雪上車を展示。中に乗ることもできる。

ユニオンツールのブースでは、心拍センサーとランプの色で自身の心の状況を映し出す実演を実施。センサーは、工業製品が心地よく使えるかを試す官能試験などによく使われる。

従来のリサイクルとは異なり、元の製品よりも価値の高いモノを生み出すことを目的にした「アップサイクル」のコーナー、飲食販売ゾーンなどもある。

アップサイクルのコーナーに出展している株式会社アルモ(長岡市)の「ぐい呑み」。昔ながらの製法で作るアルミ鋳物製で、アルミ特有の熱伝導性を生かした今までにない触感を楽しめるという。

このほか、村上木彫堆朱、加茂桐箪笥、塩沢紬など新潟県内全域の伝統工芸品が出展する「第35回新潟県伝統的工芸品展」、理科や数学、科学技術といった分野の実験や工作を一同に集めた「青少年科学の祭典2019」も同時開催されている。

第35回新潟県伝統的工芸品展

一方、イベントも盛りだくさんだ。9日には、全日本ハンドスピナー大会、外山修造賞の授賞式、講演会「長岡のものづくりのあゆみ」、景品がもらえるスタンプラリーなどが行われた。全日本ハンドスピナー大会や、スタンプラリーは10日も引き続き行われるほか、午後には、AIに関する講演会が開催される。また10日も、9日に引き続いて、長岡のものづくりの歴史が分かる「ながおかものづくりふりかえりBOOK」を無料配布する。このBOOKは、長岡造形大学の協力のもと、視覚デザイン学科2年生が取材・編集・デザインを手がけたもので、見ていると心が落ち着くつくデザインになっている。

ながおかものづくりふりかえりBOOK