不老・不労社会はホントにやってくる?(前編)

新潟大学元工学部長で現在、同大学名誉教授である斉藤義明氏の講演会が28日、新潟市内で開かれた。テーマは、「不老・不労社会はホントにやってくるのか」。主催は、大西リポート。

 

斉藤名誉教授は、スパコンの省エネ性能を競う世界ランキング(グリーン500)で3期連続1位を獲得した「PEZY Computing(ペジーコンピューティング、東京)」社長である斉藤元章氏の父親。

 

斉藤元章氏は本県の出身で、元医師。工学畑の父親(講師)が、「医療機器を作っても、使えない」と言ったのが、医師を目指し始めたキッカケだとか。

その後、医師となり、半世紀近く前に、東大医学部付属病院に勤務。その時に、MRT(もしくはCT)と出会った。

当時は30分もしないと画像の写真が出てこなかったり、動いている臓器(動画)を撮れなかったという。そんななか、元章氏は自力でソフトを開発し、MRIの画像処理能力を画期的に向上させたという。

 

その成果を記した論文をアメリカで発表。すると、「君は凄い!金集めまでやってあげるから、シリコンバレーで起業したらどうだ」とアメリカ人に声をかけられた。

そしてシリコンバレーで創業し、医療CT向けの画像処理システムを開発。マーケットをほぼ制覇した。

その後、東日本大震災を機に帰国しペジーなどを創業。ペジー以外にも、人工知能(AI)の開発会社など数社を率いているという。

 

こうした功績は各方面から評価され、国内外の賞を山のように受賞した。ちなみに「新潟日報文化賞を初めて親子でもらった」という。