国交省が、新潟県長岡市の旧山古志地区で自動運転の実験を開始

中山間地での自動運転サービスの実用を目指す

国土交通省は17日、新潟県長岡市(旧山古志村)の「やまこし復興交流館おらたる」を拠点にした自動運転の実証実験を開始した。中山間地における自動運転サービスのビジネスモデルを確立し、高齢化が進む地域を持続可能なものにしていくことが狙いで、長岡市も協力している。実験ルートは、「やまこし復興交流館おらたる」~「油夫地区(アルパカ牧場)」~「山古志小中学校」~「やまこし復興交流館おらたる」。23日まで、時速10km程度で毎日6~7便運行する。観光客や地元の人だけでなく、地域オリジナル弁当や地元食材の配送(貨客混在輸送)、高齢者や小学生の見守り活動なども行っていく。

17日に始まった自動運転サービス

車両は、ヤマハ発動機株式会社の定員6人乗りを使用。車両のみのタイプと、後部にトレーラーを取り付けたタイプで運行する。車両に取り付けているセンサーが、道路に埋設した誘導線の磁力線を感知し、設定されたルートを走行するようになっている。

また車両の前部に取り付けてある障害物感知機能で、路上の障害物を感知することが可能。この感知機能で撮影したリアルタイム映像は、やまこし復興交流館おらたるの敷地内に設置した運行管理センターで見ることもできる(これにより見守り活動もできる)。

国土交通省は、高齢化が進行する中山間地域における人流・物流の確保のため、「道の駅」などを拠点とした自動運転サービスを全国各地(昨年は13か所)で行っており、2020年までの社会実装を目指している。やまこし復興交流館おらたるを拠点にした実験は、昨年度、フィージビリティスタディを行う箇所に選定され、ビジネスモデルの具体化に向けた検討を行ってきた。それを受けて今回、自動運転の実験となった。

自動運転中の車両

地域オリジナル弁当や地元食材の配送も行う

ハンドルには触れていない

国土交通省の塚田一郎副大臣

長岡市の磯田達伸市長

走行ルート

車両について