株式会社ベネクスが新潟県民の疲労状態についての研究結果を発表、コロナ禍で「慢性的に疲れている人」が最も多いのは県央地域に


県央地域の燕三条駅

休養時専用の「リカバリーウェア」を展開する株式会社ベネクス(神奈川県厚木市)は20日、一般社団法人日本リカバリー協会の技術協力のもと、コロナ禍における新潟県民の疲労状態に関する研究結果を発表した。同調査によると、新潟県内で「最も慢性的に疲れている」地域は、県央地域であったという。

ベネクスでは休養の効果を向上させる「リカバリーウェア」の開発・製造・販売する企業。今月1日には以前からリカバリーウェアを提供していたプロバスケットチーム・新潟アルビレックスBBと、正式にサプライヤー契約を締結した。

今回ベネクスが発表した「リカバリー白書 2020ー2021 新潟県版」は2020年7月、全国の20歳から69歳の10万人(男女それぞれ5万人ずつ)、内新潟県在住者1767人を対象に実施した調査を元に作成。睡眠状況、ストレス状況、働き方・休み方への意識など、休息に関するデータを総合し、コロナ禍における慢性的な疲労状態を明らかにした。

新潟県における「ひどく疲れた」と感じる頻度に関する2019年と2020年の統計。濃い橙色が「慢性的に疲れている人」の割合を示す(日本リカバリー協会調べ)

調査結果によると、新潟県内ではコロナ禍になってからも「元気だ」と答えた人が16.6%、「慢性的に疲れている」人が44.4%だった。新型コロナウイルスが発生する以前、2019年の調査と比較すると、元気な人は4.3%減少し、疲れている人が6.6%増加するという結果になった。

エリア別に見た場合、県内の5つの地域でほぼ変わらない結果となったが、弥彦・三条エリア(いわゆる県央)では「慢性的に疲れている」と答えた人が半分を超えた。

この結果に関して日本リカバリー協会の研究員は「同エリアは、2019年調査では疲れている人が少ない傾向だったが、2020年調査では新型コロナの影響によって『ONとOFFの切り替えがうまくできない』『曜日感覚がなくなった』と回答する人が多かった」と話す。

また、「『責任を持って、休まないことが美徳と思っている』と答える人も多く、真面目に物事に取り組む人が多いことから、うまく自分の休息(睡眠ではなく、趣味など自分の気持ちを切り替える時間)をとることのできない切り替えの苦手な部分が、コロナ禍における慢性的な疲労の一要因になっているのではないか」と分析する。

なお県央内の燕三条地域は、金属産業が盛んで町工場も多いという特徴があるが、業種別の疲労度などについては今後詳しく分析していくという。

エリア別疲労度。上から、「弥彦・三条」「村上・新発田」「新潟・阿賀」「湯沢・魚沼」「長岡・柏崎」「妙高・上越」。なお、一番下の「佐渡」については抽出母数が100サンプル以下のため参考値扱いとしている(日本リカバリー協会調べ)

県央以外にも、村上・新発田エリアでも「(一時的に)疲れている人」の割合が多かった。一方で、妙高・上越エリア(上越地方)では「元気な人」が27.4%と「慢性的に疲れている人」が28.2%と他エリアよりもかなり良い状態であるという結果になった。

リカバリー協会は「上越地域では栄養状態と運動量に関して不安を抱いている人が少なく、また趣味に時間を使う人が多いと答える人が多数だったことが結果に反映されている」と解説する。

ベネクスでは今回の結果を発信することで休養の大切さについて新潟へ発信するとともに、同社にとって新潟が中部地方で始めて商品を展開した県でもあるため、「今後も新潟を盛り上げる取り組みを続けたい」とコメントしている。

 

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