燕三条製鉛筆削りが銀座ロフトで展示

国内外の人から注目集める

4月26日にグランドオープンした銀座ロフト(東京都中央区)に、新潟県を代表するものづくり地域“燕三条”で生まれた製品が展示されている。飾られているのは、鉛筆削り「Shin」だ。三条市の工具メーカー「角利製作所」が生産し、スタイリッシュな燕三条製品を企画プロデュースして国内外で供給する「SATOMI SUZUKI TOKYO」(東京都港区)が発売している。

Shinには、大工道具であるカンナづくりで培ってきた技術が生きている。Shinは「芯」「清」「心」「真」「新」の意味がある。オフィスでパソコンやタブレットが普及し、教育現場でもシャープペンシルなど他の文具との競争やIT化がすすんで鉛筆を使うことが少なくなった現代、Shinで鉛筆を一本一本かつお節を削るように研ぐことで、精神を落ち着かせて次の作業に気持ちを切り替えて向かえる一助になればとの思いで開発された。

リーフレットに「心も、研ぎ澄まされし ひととき。」とあることからも、この製品のコンセプトがうかがえる。削る部分には粘り強く高級刃物にも採用されている日立金属製ヤスキハガネの青紙鋼を用い、台座となる木には赤樫を使った。ラインナップは3種類で税抜き価格は1万3500円~2万円。

連休2日目の28日、銀座ロフトには多くの人が訪れた。Shinが展示されている5階文具売り場も国内外の多くの人が立ち寄り、Shinに興味津々。そばにあった細い木の棒で実際に研いでみる人の姿も見られた。

展示されているエリアは「THE CRAFTMAN SHIP SHOP」をテーマに、職人技が光る世界の商品を紹介するコーナー。売り場担当者は「銀座は世界からも多くの人が訪れるエリア。多くの人に日本の技ももっと知ってもらいたい」と話した。Shinは連休期間中も含め、数か月間展示される予定だ。

銀座ロフト(東京都中央区)5階文具売り場に鉛筆削り「Shin」が展示されている