【SNS型投資詐欺】「ファッションデザイン会社の社長」名乗る人物に投資を誘われて…60代男性が約5,200万円を騙し取られる

妙高警察署
妙高警察署によると、新潟県妙高市内の60歳代男性が、2月下旬から4月15日までの間に現金約5,200万円を騙し取られた。同署では、SNS型投資詐欺として捜査を進めている。
警察によると、2月下旬、被害者の男性のSNSに「ファッションデザイン会社の社長」を名乗る人物から「友達にならないか」などとダイレクトメッセージがあった。そしてメッセージをやり取りするなかで「叔父が金融アドバイザーのアナリストチームを組んでいる。叔父の指示どおり投資すれば儲かる」などと投資に誘われ、「叔父」を名乗る人物を紹介された。
被害者の男性は、「叔父」を名乗る人物とやり取りを重ねる中で、指定されたアプリを登録し、ネットバンキングで現金を振り込んだ。相手方からは「振り込んだお金は、あなたのお金なので、いつでも戻せる」などと言われたため、手続きをしたら口座に1万円が振り込まれたという。
そのため男性は相手を信用し、「投資キャンペーン」などの名目でさらに投資を誘われたため、4月15日までに計約5,200万円を指定された口座に振り込み、騙し取られた。
アプリ上では利益が増えており、出金しようとしたが、「手数料が必要」だと言われたことから家族へ相談。「詐欺ではないか」と言われたことから、警察に相談した。
妙高署は「SNSだけのやり取りで面識の無い相手に投資を誘われても、すぐにお金を振り込まないようにしてほしい」と注意を呼びかける。また、投資のアプリや会社が実在するものかどうかよく確認することや、怪しいと思ったら家族や警察へ相談することも重要だという。