第四北越FG(新潟市中央区)と群馬銀行(群馬県)が2027年4月めどに経営統合で基本合意 地銀業界トップクラスへ

第四北越銀行

新潟県の第四北越銀行を傘下に持つ第四北越フィナンシャルグループ(新潟市中央区)と群馬銀行(群馬県)は4月24日、2027年4月1日をめどに経営統合を目指すことで基本合意したと発表した。預金量で地銀業界でトップクラスの規模になる見通し。再来年4月をめどに、「第四北越フィナンシャルグループ」の社名を変更した持ち株会社の傘下に2つの銀行が入る方針。

両社は「相互信頼および対等統合を基本的な方針とし、それぞれの営業地盤において培った お客さまとの信頼関係や地域への理解を結集させ、コンサルティング機能を拡充、高度化させることにより、地域への貢献と企業価値の持続的向上により一層取り組んでいく」としている。

また、同日、新潟県の花角英世知事は以下のコメントを発表した。

「昨年3月の日本銀行によるマイナス金利政策の解除以降、金融機関同士の競争が加速するなど、地方銀行をとりまく経営環境は厳しさが増し ているものと承知しております。また、他県においても、県をまたいだ銀行同士を含めた地方銀行の経 営統合の表明が相次ぐなど、全国的に再編が進んでいると聞いております。今回の経営統合に関する基本合意については、厳しい経営環境の中で 将来を展望し、両行が共に手を携えることにより、地域への更なる貢献 や積極的な投資と経営の効率化を目指していくものと受け止めております」。

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