新潟県内初、小千谷市が「LINE」を活用した就職マッチングサービス開始 身近なアプリで若者やU・Iターン者の市内企業就職へ

「POP in おぢや」を紹介する小千谷市の宮崎悦男市長
新潟県小千谷市は5月1日から、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用した就職マッチングサービス「POP in おぢや」を開始する。学生や社会人などが対象。若者が使い慣れたアプリを用いることで、気軽に地元企業と面談ができるようにする。自治体がLINEを活用したマッチングサービスを行うのは、県内初。
「POP in おぢや」は、小千谷市の就活支援プロジェクト「ぽっぷわーく」の一環。「POP in おぢや」の対象者は、大学、短大、高等専門学校などの学生と、無職を含む社会人で、高校生は対象外となる。
スカウト型就活サービスに似た仕組みで、利用者が「ぽっぷわーく」のLINE公式アカウントに友だち登録し、プロフィールや自己PRを入力すると、その情報を見た登録企業からオファーが届く。利用者はオファーの中から気になった企業を選び、面談の申し込みをすることができる。本格的な就職活動というよりは企業研究の側面が強く、就職活動が始まっていない大学1、2年生なども利用できる。
若者が使い慣れたアプリを活用することで、気軽に市内企業の名前と企業風土を知ってもらい、就職後のミスマッチの防止も図る。利用者が負担を感じるのを避けるため、一度に来るオファーは5通までに絞るなど、利用のハードルを下げた。
小千谷市の宮崎悦男市長は4月22日の記者会見で「自治体が『LINE』を活用した就職マッチングサービスを行うのは県内初で、全国的にも珍しい事例。若い世代の皆さんが気軽に企業と連絡が取れるような形を目指したい」と話した。
「POP in おぢや」に登録している市内企業は現在20社だが、今後増やしていく方針。サービスの詳細については、下記の市のサイトを参照。
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