新潟県の花角英世知事が定例会見、県内の感染状況について「第5波への階段を登っている」

新潟県の花角英世知事

新潟県の花角英世知事は28日、定例会見を開き、7月に入ってから県内において新型コロナウイルス感染症の拡大が見られている状況について「第5波への階段を登っている」とし、直近の感染状況からの注意点やワクチン接種について説明した。

直近の感染事例として、県外の人など普段顔を合わせない人との飲み会後に感染が広がった事例が見られているという。このことについて花角知事は「県内に帰省・来県する人は帰省前に飲み会を1週間は控えてもらいたい。また県内に居住する人も、普段顔を合わせない人との飲み会は避け、もし飲み会を行った場合は、その後数日間は注意深く健康観察をし、異変を感じたら受診・検査の徹底をお願いしたい」と、感染の可能性を考えた行動を求めた。

一方、7月12日から7月25日の間に確認された県内の感染者数は若い世代(30歳代まで)が7割を占める一方で、60歳代以上の感染者数は1割以下となっていることから、「ワクチンの効果が出ているのだと思う」との見解を示した。

ワクチン接種に関しては、糖尿病やBMI(肥満度を表す指標)が30を超える人などは重症化のリスクが高いことから「基礎疾患を有する人」として優先接種の対象とされており、病床の逼迫を抑えるためにも積極的なワクチンの接種が求められている。

花角知事は、「ワクチンには、感染の予防・発症の予防・重症化の予防の3つの効果が期待できるとされている。皆さんに接種の有効性を理解してもらい、積極的に接種をしていただきたい」と述べていた。

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