【5/3に初場所開催】国重要無形民俗文化財「牛の角突き」、新潟県小千谷市にて

プレスリリースより
新潟県小千谷市は5月3日、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統習俗「牛の角突き」の初場所を小千谷闘牛場で開催する。体重1トンの牛同士による迫力ある角突きが行われ、勝負なしが特徴の伝統の掛け声と迫力の取組が見られる。
初場所で行われるのは36頭による18の取組。小千谷を含む越後地方の牛の角突きは、国内の闘牛の中で唯一、勝敗をつけずに「引き分け」を原則としているのが特徴だ。

プレスリリースより
「ヨシター」という勢子(せこ)の掛け声とともに牛の角がぶつかり合う鈍い音が響くなか、試合を引き分けにするために興奮して暴れる牛を押さえ込む勢子たちの手腕も見どころ。勢子は牛持ちと牛を応援する役割を持ち、現在も牛持ちと同じ集落または血縁関係にある若者たちが担っている。
牛の角突き小千谷場所は5月3日の初場所を皮切りに11月まで毎月1回、年間7回開催される。初場所開催に合わせて、闘牛場近くの木喰観音堂(同市小栗山)では県指定有形文化財「木喰上人作三十三観音他二像」も公開される。

本尊の如意輪観音と行基菩薩(右)、大黒天(左)※プレスリリースより
入場料は2000円(中学生以下無料)で、当日販売のみ。会場へはイオン小千谷店、サンプラザ、小千谷駅からシャトルバス(片道500円)も運行される。
【Googleマップ 小千谷闘牛場】