【キシャメシ】そびえる!極上ローストビーフ丼 肉で、脳がバグった――。(新潟県新潟市)
新潟市の人気観光スポット・新潟ふるさと村。その一角にある「定食と蕎麦 新潟黄金食堂」で、取材の合間にふらりと立ち寄った昼どき。
メニューを眺めていた筆者の目に飛び込んできたのが、「極上ローストビーフ丼」だった。
運ばれてきた瞬間、思考が一瞬止まる。
ご飯の上に幾重にも重なり合うローストビーフ。中心に向かって高く盛られたその姿は、まさに“そびえる肉の山”。湯気とともに立ちのぼる香ばしさ。見た目のインパクトだけで、もう半分くらい満たされた気がした。
使われているのは、長岡の誇るブランド牛「越後牛」。赤身と脂のバランスが良く、濃厚ながら後味はあっさり。その肉を65℃で2時間、低温調理でじっくりと仕上げる。さらに熟練の職人が一枚一枚丁寧に盛り付けていくことで、この“肉の塔”が完成する。
そして忘れてはならないのが、丼を支えるご飯の存在感。
なんと、使用しているのは魚沼産コシヒカリ。
もっちりとした食感と噛むほどに甘みが広がる米が、ローストビーフの旨味を完璧に受け止めてくれる。
口に運んだ瞬間、つい漏れた。
「これは、うまい!」
タレは別添え。最初は素材そのままの旨味を堪能し、途中からタレをかけて味変。
肉→米→タレ→また肉…という無限ループに、箸が止まらなくなる。
味噌汁と漬物というシンプルな付け合わせも、丼の満足度をさらに高めてくれる。食べ終えたあと、胃袋と脳が完全に幸福で満たされていた。
「ごちそうさまでした」
大満足である。
店舗情報
【店名】定食と蕎麦 新潟黄金食堂
【所在地】新潟県新潟市西区山田2307 新潟ふるさと村
【定休日】木曜日
(編集部 Y)