【決算】日本精機、車載部品と樹脂事業伸長で増収増益 最終利益15%増

日本精機株式会社(新潟県長岡市)

日本精機株式会社(新潟県長岡市)は5月15日、2025年3月期決算短信(連結)を発表した。

売上収益は3,163億9,700万円(前期比1.3%増)、営業利益は95億8,400万円(同13.0%増)、税引前利益は93億4,400万円(同32.9%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は61億2,200万円(同15.5%増)となった。

車載部品事業は、アセアンやインドでの二輪車向け計器の販売増加と欧州でのヘッドアップディスプレイ新機種の立ち上げ、円安効果により増収となり、売上収益は2,581億1,800万円(同2.0%増)、営業利益は68億6,700万円(同9.6%増)だった。民生部品事業は空調・住設機器向け製品が減少し、売上収益135億7,200万円(同20.5%減)、営業損失3億4,400万円(前期は5億9,100万円の黒字)と苦戦した。

樹脂コンパウンド事業は売上収益91億6,800万円(同5.0%増)、営業利益6億9,900万円(同29.9%増)と好調。自動車販売事業は新車販売などが増加し、売上収益262億7,600万円(同0.4%増)、営業利益14億6,100万円(同77.9%増)となった。その他事業ではコンピューターサービスなどが伸び、売上収益は92億6,000万円(同26.3%増)、営業利益は11億1,400万円(同23.8%増)だった。

2026年3月期の連結業績予想は、売上収益3,200億円(同1.1%増)、営業利益113億円(同17.9%増)、親会社所有者に帰属する当期利益は80億円(同30.7%増)を見込む。配当は1株当たり80円(前期比30円増)とし、総還元性向80%を掲げている。

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