「大の里」優勝に、能生住民ら喜びを爆発!

能生生涯学習センターでの「大の里」のパブリックビューイングで、優勝が決まった瞬間、大歓声を上げる参加者達
能生中学校、県立海洋高校出身の「大の里」の幕内優勝と綱取りが懸かる大一番を見ようと、市主催の「パブリックビューイング」として、能生学習センター(糸魚川市役所能生事務所隣接)には市民や同高校関係者ら約200人が駈け付け、スティックバルーンやうちわを手に賑やかに声援を送った。同センター玄関前には大の里や嘉陽の幕内関取や海洋高校出身の力士の旗も取り付けられていた。
大の里が在籍当時の校長で、先月初当選した久保田郁夫市長も出席し、市民らととともに優勝を喜び合った。優勝が決まった瞬間には、同センター内では、皆んな立ち上がり、『万歳!万歳!』と割れんばかりの大歓声が上がり、喜びを爆発させた。なお、同市では市役所本所や青海事務所でもパブリックビューイングが実施された。
16時過ぎから住民らが集まり始め、取組みが近づいた17時半前には会場は超満員になり、大の里の後輩である海洋高校相撲部の部員らも満面の笑顔で歓声を送った。
同校相撲部の田海哲也総監督の妻で、大の里も6年間過ごした「かにや旅館」の寮母の惠津子さんは緊張気味で観戦し、大の里が優勝を決めた瞬間には感極まった様子で「とても嬉しい。でもこれからは遠い存在になり寂しい面もあるが、とにかく様々な重圧に負けないで頑張って欲しい」と語った。
また、久保田市長も「今回の優勝を通して大いに糸魚川を盛り上げていきたい。早く会いたい」とも嬉しそうに話した。「大の里」のパブリックビューイングは25日の千秋楽にも行われ、横綱豊昇龍との一番と優勝旗などを受ける様子も見守ることにしている。さっそく能生事業所の庁舎壁には「幕内優勝!大の里」の垂れ幕が掲げられた。