三条市立大学、企業実習のプログラムが文部科学大臣賞に 花角知事へ受賞を報告

左から、三条市立大学のアハメド シャハリアル学長、新潟県の花角英世知事、三条市の滝沢亮市長

今春、「第8回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」で文部科学大臣賞を受賞した三条市立大学(新潟県三条市)のアハメド シャハリアル学長と三条市の滝沢亮市長が6月3日、県庁を訪れて花角英世知事に受賞を報告した。

「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」は、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援などの取り組みを学生が評価し、表彰するイベント。第8回となる今回は、全コース合計で1,205プログラムの応募があり、三条市立大学が実施しているプログラム「産学連携実習」が文部科学大臣賞に選ばれた。

「産学連携実習」は、燕三条地域の160社以上の企業と連携して実施しているプログラム。2年時には3社にそれぞれ2週間、3年時には1社へ16週間実習を行う。企業に長期間身を置いて課題に取り組むことで、社会のニーズを把握し、実践的な知識や考え方を習得することなどを目指す。

知事への報告の様子

「学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」賞状とトロフィー

シャハリアル学長は「開学5年目でこのような評価をいただくことは、率直にとても嬉しい」と喜びを語りつつ「このプログラムは地元企業と連携して成り立っているので、企業の皆様にお礼を申し上げたい」と感謝の言葉を述べた。

そして今回の受賞について「このプログラムは、経験学習の一環。経験から学生たちが気づきを得て、それをベースに勉強し、自分たちのキャリアを考えていくというプロセスになる。そうした色々な企業に行くことによって得られる経験の価値が評価されたのではないか」と話した。また、選考した学生の代表からは「実習先で褒められるだけではなく、具体的な意見や厳しい意見をもらえる点も評価したと聞いた」という。

花角知事は県内からの働き手の流出にも言及し「優秀な人材を県外に取られており、県内企業の採用力をもっと上げていく必要がある。どういう企業が(実習先として)人気があるのか、そのポイントを解明し、燕三条地域の企業の採用力の底上げにも繋げてほしい」と期待を示した。

 

【関連リンク】
第8回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード 特設サイト

三条市立大学 webサイト

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