新潟県糸魚川市の海運会社・山弘海運が経営破綻 新潟地裁が破産開始決定
東京商工リサーチ新潟支店によると、海運業の株式会社山弘海運(新潟県糸魚川市、2017年設立、廣瀬綾社長)は、5月28日付で新潟地方裁判所高田支部から破産開始決定を受けた。
破産管財人には、五十嵐望美弁護士(朝日・五十嵐法律事務所、新潟県上越市)が選任された。負債総額は約2,600万円。
山弘海運は2017年3月に設立された海運業者で、タンカー船の運行を行っていた。
しかし、以前より経営環境は厳しく、業績低迷が続いていたもので、2024年6月には前代表である山本一弘氏が死去したことで、従業員などの退職もあり、経営がさらに困難な状況となっていた。現代表が就任してからの状況は好転せず、ついに支えきれずに今回の措置に至った。