【記者ノート】 7月19日~8月24日の「高田城址公園観蓮会」、今年初めて『ハスの開花宣言』も行う

6月22日に北堀で咲き始めるハスの花

約50㌶に及ぶ高田城址公園の約19㌶が外堀の面積で、その外堀を埋め尽くすように咲くハスはその規模と美しさから『東洋一』と称されている。外堀に広がるハスの花を楽しむイベント「高田城址公園観蓮会」が今年も7月19日~8月24日に開催される。今年初めて『ハスの開花宣言』も行うことにしている。

昨年観蓮会に過去最多の11万3,000人(前年比32%増)が訪れたことから、今年は新たに馬に乗ってハスを見る乗馬体験や高校生による人力車運行も企画するうえ、昨年実施した高田本町商店街への周遊企画や、屋根の一部がない宙バス運行も引き続き行う予定だ。同実行委員会では、ハスの見頃となる来月中旬以降、多くの観蓮客が訪れることを期待する。

なお、同公園のハスは明治4年(1871年)に高田藩の財政を立て直すために、レンコンを栽培するために植えられたのが始まりで、レンコンの収穫は昭和37年(1962年)まで続けられた。その後昭和52年(1977年)よりハスの花を楽しんで貰う「はすまつり」としてスタートし、令和3年(2020年)から現在の観蓮会に名称が変わった。

6月22日には、観蓮会を盛り上げる観点からも高田城址公園の蓮の花数を調べる会(吉越正勝代表)では今年も、午前10時から外堀の蓮の花数を調査する取り組みを行った。今後9月中旬まで毎週日曜10時からこの花数調査を12回に渡って実施することにしている。なお、同日にはメンバー4人が参加、ハスの花はほとんど咲いていないものの、ハスの花数を調べるなどしだ。

吉越代表は「ハスの花数調査を4年前から始めたが、花数だけでなく生態状況も観察するとともに、データを取って今後に生かしたい」と話し、カウンターを手にした青木ユキ子さん(75)は「花だけでなく、咲き出す前のハスの葉や茎を確認するのもとても落ち着いた気分になる。ハスの花は品種によって早いのは6月後半から咲き始め、9月中旬まで咲く」と語り、本格的な開花を楽しみにしている。

なお、これまでの調査結果では、昨年の2024年がハスの花数最多で、約18本を数えることが出来たとしている。

高田城址公園観蓮会を前に、公園外堀のハスの花数を調べる青木さん

 

竜哲樹
昭和25年新潟県上越市吉川区生まれ、新潟県立高田高等学校卒業。昭和48年3月富山大学文理学部卒業(教員免許取得)。元産経新聞社記者、元上越市議会議員。にいがた経済新聞社顧問。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓