【新幹線が体の上を約100m通過】JR新潟駅で上越新幹線が人身事故、60代女性が線路に立ち入りも命に別状なし

上越新幹線 E7系(画像はイメージ)
新潟警察署は、6月29日13時43分ごろ、JR新潟駅で東京発新潟行きの上越新幹線「とき319号」(12両編成)が駅に進入する際、人身事故が発生し、13時50分ごろJRの職員から警察へ通報があったと発表した。
警察によると、60代の女性がホームから線路に立ち入り、レールの間に横になったため、新幹線が非常停止したが、車両は女性の上を通過した。
女性は頭や手足にけがをしたが命に別条はない。大きな接触はなく、搬送時は意識があり、会話はできる状態だったという。
新潟署では、事故の詳しい経緯を調べている。
また、JR東日本新潟支社によると、60代の女性はホームの2号車付近から線路内に侵入し、新幹線は乗務員が非常停止ボタンを押した後、ホームの9号車付近で停車した。新幹線4両分(約100m)が女性の体の上を通過した状態だった。新幹線には乗客と乗員計約650人が乗車していたがけがはなく、ホームにかかっていたドアから降車した。
この事故の影響で、上越新幹線は新潟―長岡間の上下線で一時運転を見合わせ、2本が運休、3本が遅れ、約3300人に影響を及ぼした。