【2桁倒産、2カ月連続に】2025年6月の新潟県内企業の倒産件数は11件 東京商工リサーチ発表

企業倒産月次推移 東京商工リサーチの資料より

株式会社東京商工リサーチ新潟支店は7月2日、2025年6月度の新潟県企業倒産状況を発表した。6月の県内の企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)は11件、負債総額は9億3,400万円だった。

倒産件数は、前年同月比83.3%増(5件増)、前月比では10.0%増(1件増)となった。6月度としては、1962年の集計開始以来64年間で39番目、平成以降の37年間では17番目となった。

負債総額は、前年同月比53.6%減(10億8,100万円減)、前月比では35.0%増(2億4,200万円増)だった。過去64年間では49番目、平成以降の37年間では32番目となった。

産業別では、10産業のうち、「建設業」・「卸売業」で各3件、「製造業」・「小売業」・「運輸業」・「情報通信業」・「サービス業他」で各1件発生。

原因別では、「販売不振」が9件、「既往のシワ寄せ」・「その他(偶発的原因)」が各1件発生。

形態別では、11件全てが「破産」であった。

業歴別では、「30年以上」が4件、「20年以上30年未満」が3件、「2年以上10年未満」が2件、「10年以上20年未満」・「不明」が各1件発生。

地域別では、「新潟市」・「長岡市」が各3件、「村上市」が2件、「三条市」・「新発田市」・「糸魚川市」で各1件発生。

負債総額10億円以上の大型倒産はなく、新型コロナウイルス関連倒産は11件中2件だった。

 

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