パチンコ店「夢パラダイス」やゲームセンターなどを経営していた光商事が破産開始決定、負債総額は関連会社と合わせ約10億円

倒産情報

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、光商事株式会社(新潟県柏崎市、登記上の本社は愛知県豊橋市、設立1970年1月24日、資本金1,000万円、福井正吾社長)と、有限会社東英ハウジング(新潟県柏崎市、設立1989年2月22日、福井常生社長)が6月25日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。

破産管財人には近藤千鶴弁護士(柏崎しおかぜ法律事務所、新潟県柏崎市)が選任された。負債総額は光商事が6億3,000万円、東英ハウジングが3億7,000万円、2社合計で約10億円。

光商事は1962年に愛知県豊橋市でパチンコ店を創業、1980年には柏崎市にもパチンコ店を開業した。その後、東京都内にも進出して事業を拡大した。

しかし、近年では規制強化や競争激化により不採算店舗を閉鎖して経営の合理化を行い、2021年8月には「夢パラダイス」を閉店してパチンコ店の経営から撤退した。空いた店舗を活用してゲームセンター「レトロ想い出広場」、2022年8月にはネットカフェ「自遊空間柏崎店」の運営を手掛けるが、2024年に閉店した。

その後は不動産の売却などを進めて債務の圧縮を図るが、先行きの見通しが立たず、関連会社の東英ハウジングと共に今回の措置に至った。

 

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