【上半期新潟県企業倒産集計】5半期ぶりに倒産件数減少も、「不況型」の倒産が目立つ

帝国データバンク新潟支店「新潟県企業倒産集計 2025年上半期報」」より
株式会社帝国データバンク新潟支店は7月4日、2025年上半期の新潟県企業倒産集計を発表した。
これによると、同期における新潟県企業の倒産件数は54件(前年同期63件)、負債総額58億1300万円(前年同期95億900万円)となり、2022年下半期以来、5半期ぶりに倒産件数が減少した。
業種別にみると「小売業」が18件(前年同期比63.6%増)で最も多く、全体の33.3%を占めた。「建設業」「サービス業」「製造業」「卸売業」などは、前年同期を下回った。
倒産原因は「販売不振」が45件(構成比83.3%)。「その他」が9件(同16.7%)。内需型で、慢性的な業績不振に苦しむ不況型の倒産が多くなっている。
2025年上半期で最も負債額が大きい倒産は永井コンクリート工業株式会社(柏崎市、2月21日破産決定)の負債約19億3,000万円だった。