【熱狂!新潟駅南広場】参政党代表・神谷宗幣が新潟で吠えた「今の日本の延長線上に農業の未来はない!」

  • 18時間前

7月3日に参議院議員選挙が公示され、候補者各陣営が戦闘開始の狼煙を上げた。新潟選挙区は1人区を4人の候補で争うが、6月に行われた東京都議選以来、各党の勢力図が大きく変化を見せている。ここにきて舞台の主役に躍り出たのは参政党だ。

7月7日、参政党代表の神谷宗幣代表が、新潟選挙区から出馬している新人・平井恵里子候補の応援に駆け付けた。参政党は全国45選挙区すべてに候補者を擁立、神谷代表は実質17日間の選挙戦で47都道府県すべてを回るという過酷な行程をこなしている。

「今の日本に農業の未来はない」と神谷代表。自身も石川県で米づくりをしている

前日までの世論調査で、参政党は大きく躍進し、なんと政党支持率で自民党に次ぐ第2位にのし上がった。先の都議選で大きく議席を伸ばしたにもかかわらず、オールドメディアが取り上げなかったことで逆に話題になったが、この参院選では一気に「台風の目」以上の存在になった。

この日は新潟市中央区の新潟駅南広場で平日の午前8時スタートだったが、まったく動員をかけない中で塁々とした人垣が築かれ、熱気に満ちた雰囲気に包まれた。

神谷代表は、新潟が農業県、米どころであることを意識してか、演説の多くを米の問題に充てた。

街頭演説の後、ぶら下がり取材に応える

「今の日本の延長線上に、農業の未来はない。今の与党は外国産米の輸入拡大に前向き。牛肉やトウモロコシ、小麦の輸入で、これまでさんざん日本の農業を売り渡してきたのに、米まで。食料自給率がわずか38%の国がそんなことでは、農業が終わる」とし、米の増産と適正価格での買取、農家の所得補償などを訴えた。

「与党はなんでも財源論で語るが、我々から集めた税金が適正な方策で使われれば、それを十分に充てることができる。日本の国民が苦しんでいる時に、輸出企業に戻している還付金が総額で約9兆円もある。国民は消費税と合わせて25兆円も多く取られている。これを止めるべき」と力を込めた。

「普通の主婦だった」という平井恵里子候補。社会保険料などの国民負担を削減する、とわかりやすい政策を展開

新発田市出身の平井恵理子候補は自らを「普通の主婦」とした上で「普通の主婦が選挙に出なければならない日本になってしまった」と話し「子供には『お母さんが日本を変えるから』と約束した」と力をこめる。「今は所得のうち社会保険料や税金で46%が国民負担になっている。これを35%に下げる」と力説した。

詰めかけた市民は神谷代表や平井候補の演説に熱心に聞き入り、力を込めたスピーチに拍手を送った。会場には「入党手続き」のブースが設置され、この日だけでも多くの人が足を運んでいた。

街頭演説の最後はお決まりのコール「イチ、ニ、サン政党」で締め、盛り上がりは最高潮となった。

街頭演説会場に設置された入党手続きのブースには順番待ちの姿も

 

 

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