【クアオルトウォーキング】ロッテホールディングス、ロッテアライリゾート、新潟県妙高市がウェルネスツーリズムに関する包括連携協定の記者発表会

左から、株式会社日本クアオルト研究所大城孝幸代表取締役、株式会社LOTTE Hotel Araiの福井朋也代表取締役社長、新潟県妙高市の城戸陽二市長、株式会社ロッテホールディングスの玉塚元一代表取締役CEO、東邦大学の有田秀穂名誉教授

株式会社ロッテホールディングス(東京都)は7月8日、グループ会社が運営するロッテアライリゾートとホテルの所在地である新潟県妙高市との「ウェルネスツーリズムに関する包括連携協定」の記者発表会を実施した。同日午後には、ロッテアライリゾートで展開しているアクティビティやクアオルトウォーキングなどを体験できるメディアツアーも実施した。クアオルトとはドイツ語で治療と場所を意味する用語で、「療養地」を意味する。

現在ロッテグループでは「ONE LOTTE」をスローガンとして掲げ、日本と韓国それぞれの事業シナジーを最大限に創出すべく、菓子・アイス以外の分野における事業展開を強化しており、その一環として、日本国内におけるホテル事業の拡大に向けた多様な展開を計画している。

また近年、日常生活から離れ、自然に囲まれた環境でリフレッシュする「リトリート」が注目され、健康のために旅行をするという考え方が広まりつつあり、ロッテアライリゾートにおいては、妙高市における地域活性化や観光促進にさらに貢献することを目指し、自然のアウトドアでのウオーキングを中心とした「ウェルネス」の分野で妙高市と包括連携協定を締結する運びとなった。

玉塚元一代表取締役CEO

株式会社ロッテホールディングスの玉塚元一代表取締役CEOがロッテグループの事業戦略について、「日本国内のインバウンドは今年で4000万人、10兆円近い市場ができている。今後6000万人、15兆円ぐらいの市場ができると思う。ホテルは現在国内2拠点なので、韓国と連携しながら、日本でも新しい立地を拡大していきたいと思っている」と語った。

城戸陽二市長

新潟県妙高市の城戸陽二市長が世界を視野に入れた観光地域づくりについて、「クアオルトを使って、妙高市民の健康増進だけでなく、さらに観光人口や市民との交流による交流人口の発展にまで拡大していきたいと考えており、そのための1つとして、この度ロッテホールディング様と協定を組ませていただいた。ロッテホールディングス様の様々な資源や財産価値を遺憾なく発揮していただきながら、妙高市の抱える人口減少の地方創生に役立てていきたいと考えている」と話した。

福井朋也代表取締役社長

株式会社LOTTE Hotel Araiの福井朋也代表取締役社長が今後の展望について、「我々ホテル単体とリゾート単体としては、年間滞在する人とスキーの日帰りの方々で年間約15万人がいます。スノーシーズンで8万人、グリーンシーズンで7万人。ライバルとまではまだ言えないが、白馬岳は約25万人いるので、我々はまだまだ成長の余地があると認識をしている」と述べた。

株式会社日本クアオルト研究所大城孝幸代表取締役がクアオルト健康ウォーキングについて、東邦大学の有田秀穂名誉教授がウォーキングと、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの関係について説明を行った。

「ウェルネスツーリズムに関する包括連携協定」を締結

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