精密鋳造品製造のユニバーサルプレシジョン(新潟県三条市)が破産申請へ 受注不足に加えて原材料価格高騰の影響も
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社ユニバーサルプレシジョン(新潟県三条市、設立1976年8月6日、川上清社長、従業員7名)が7月1日付で事業を停止し、事後処理を海津諭弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所燕三条事務所、新潟県三条市)に一任した。今後は破産による整理を予定している。負債総額は約5,300万円が見込まれる。
ユニバーサルプレシジョンは1976年8月に設立された精密鋳造品製造業者。主に建築金物や保安金具、各種機械部品などの製造を手掛け、2008年8月期は約2億4,000万円の売上高を計上していた。
しかし、市況低迷の煽りから受注は低迷し、2024年8月期の売上高は7,000万円を割り込んでいた。また、受注不足に加え、原材料価格高騰の影響もあり、2期連続の赤字計上を余儀なくされ、財務内容も債務超過状態にあったもので、資金繰りも限界に達し、今回の事態に至った。
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