【学生の自由な発想で】岩塚製菓と近畿大学生が共同開発 「味しらべ 関西風だし味」7月21日から期間限定で全国販売

岩塚製菓✕近畿大学が共同開発「味しらべ 関西風だし味」(左:31グラム入り、右:24枚入り) リリース資料より

岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)と近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)経営学科教授 布施匡章ゼミが産学連携で共同開発した「味しらべ 関西風だし味」が、7月21日から全国で販売される。学生が市場調査と試食評価を行い、商品化に至った期間限定品で、関西らしい味わいを表現した新フレーバーとなる。

岩塚製菓は、西日本でシェアを広げているロングセラー米菓「味しらべ」の若年層への認知拡大を目的に、「大阪の味」をテーマとした新商品開発を学生の自由な発想を取り入れて開発した。学生は既存商品をベースに複数のフレーバーを考案し、試食調査の結果、最も支持された「関西風だし+柚子胡椒」の商品化が決まった。

だしの風味に柚子胡椒を隠し味として加えることで、幅広い年代に受け入れられる上品かつ個性的な味に仕上げた。観光客向けの土産需要も考慮し、関西らしさを意識した味わいとした。

学内で実施した試食イベントでは、近畿大学の学生を対象に調査を行い、「超絶品」「絶品」「やや絶品」「いまいち」の4段階評価で9割が「絶品」と高評価をつけた。「美味しい」「応援したい」との声が多く寄せられたという。
開発に参加した同大学経営学部商学科4年の大西未鈴さんは「私たちのアイデアが実際の商品として形になり、店頭に並ぶという経験は大変貴重でした。開発やパッケージデザインだけでなく、企業の方と一緒に営業活動まで携わることができ、マーケティングのおもしろさや難しさを実感しました」とコメントした。

学生はパッケージデザインにも関わり、「高級感」や「目新しさ」を意識したデザインが採用された。さらに販路開拓にも参加し、小売企業の商談に同席してプレゼンテーションを行うなど、開発から販売まで学生が主体的に取り組んだ実践型プロジェクトとなった。

「味しらべ 関西風だし味」は31グラム入りが参考小売価格160円前後(税込)、24枚入りが同240円前後(税込)。31グラム入りは全国のセブン-イレブンで、24枚入りは西日本エリアのコンビニエンスストアを除く一部店舗限定で販売する。

 

【関連リンク】
岩塚製菓 Webサイト

 

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