【記者ノート】「高田城址公園観蓮会」19日より始まり、8月24日まで。8月2日に乗馬・ふれあい体験も

観蓮会が始まった19日早朝のハスの咲き模様。後方に妙高山も見える(西堀橋近く)

恒例の「高田城址公園観蓮会」が19日より始まり、全国から多くのハスファンが訪れ賑わっている。『東洋一』と称されるハスだが、この日も日中は33度にも気温が上昇し、暑い観蓮会初日となった。それでも県内はもとより富山や長野などの近県だけでなく、遠くは広島や東京、茨城、福島などからも訪れている。ハスは7月上旬から北・西・南堀の19㌶にも及ぶ外堀で咲き始め、19日には特に南堀では咲き方が早く、多くのハスが観蓮客を楽しませている。この観蓮会は8月24日まで実施され、8月2日には乗馬&ふれあい体験も行われる予定。期間中はフォトコンテストや写生会、ワークショップなど様々なイベントも行われる。

朝6時前から訪れる観蓮客も多く、盛んにカメラやスマホでハスの写真を撮っていた。東京・世田谷区から初めて観蓮会にやって来たという男性は、シーズンを通して16~17万個のハスが咲くという説明に大変驚くとともに、来年以降も来てみたいと話していた。やはり初めて広島からやって来た女性は、「今日は上越にいる友達と一緒に来た。私は初めて。たくさんの種類のハスに感動した」とのこと。この日は観光ボランティアガイドも登場し、観蓮客らにハスの種類や観蓮会の歴史などを詳しく解説していた。

なお、明治4年当時の大地主が旧藩士の窮状を助けようとレンコンを植え付けたことから、同公園のハスの歴史が始まり、その後約90年間レンコン取りが続き、昭和38年頃からハスを観光と位置づけるようになり、現在は同公園には約50種類のハスが咲き誇り、ハス博士で知られる大賀博士が昭和28年同公園を訪れ、その規模と美しさに感動して「素晴らしいハス」と称賛し、その後市民らが″東洋一″と語り伝えたという。

 

竜哲樹
昭和25年新潟県上越市吉川区生まれ、新潟県立高田高等学校卒業。昭和48年3月富山大学文理学部卒業(教員免許取得)。元産経新聞社記者、元上越市議会議員。にいがた経済新聞社顧問。

 

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