【新潟県長岡市】FieldWorksの草刈りロボ、スマート農業事業に採択 供給体制も整備

畝間用草刈りロボット「ウネカル」 プレスリリースより
株式会社FieldWorks(新潟県長岡市)は、開発中の畝間用草刈りロボット「親子式ウネカル」が、令和6年度補正予算のスマート農業技術開発事業に採択され、農林水産省のスマート農業技術認定も取得したと発表した。
「親子式ウネカル」は親機と子機が連携し、除草作業を自動化。従来比で作業時間を80%以上削減し、夜間稼働や複数台運用も可能。農家の負担軽減や事故リスクの低減に寄与する。
供給体制は、FieldWorks独自の販売網やSNSを活用した直接販売に加え、アイアグリ社の直販・卸機能を軸とする農機具代理店を通じた販売・レンタル展開を組み合わせ、全国への普及を目指す。
開発は、株式会社農社、アイアグリファーム守谷株式会社、アイアグリ株式会社といった産官学金連携で進められ、キャベツやネギなど多様な作物に対応。2024年に試作機を完成させ、2027年に量産開始、2030年には年間300台の供給を計画している。
山岸社長は「農家の重労働を軽減し、持続可能な農業を支えたい」と話している。
【関連記事】