花角知事、定例会見で観光ロゴやフォトコン紹介 渇水や金山1年にも言及

新潟県庁

新潟県の花角英世知事は7月25日の定例記者会見で、観光ブランドロゴの決定やフォトコンテストの開催、婚活支援事業「ハートマッチにいがた」での成婚250組達成など、3項目について報告した。

観光ブランドロゴは、5月に実施した県民投票で約2,500件の応募があり決定。「さまざまな場面で活用し、県民にも親しまれるものにしたい」と意義を語った。あわせて、6年目となる「※コメジルシプロジェクト」の一環として、県民が新潟の魅力を発信するフォトコンテストを今年も開催することを発表。「観光ロゴのコンセプトも取り入れていきたい」と述べた。

また、婚活支援「ハートマッチにいがた」の成婚数が250組を超えたことを受け、半年間の会費無料やプロカメラマンによる撮影サービスなどの記念キャンペーンを実施する。「さらなる登録と活動の促進につなげたい」と強調した。

記者との質疑では、参院新潟選挙区補選で当選した打越さく良氏について問われ、「少子化、人口減少、地域医療や交通の確保、食の安定供給など、新潟に限らず全国共通の課題を、国に丁寧に伝えていってほしい」と期待を寄せた。

米国との関税交渉が15%で決着したことには、「とりあえず安心している。直ちに大きな影響はないが、今後を懸念する声もあり、必要に応じた対応を検討していきたい」とした。

世界遺産登録1年を迎える「佐渡島の金山」については「誇らしい。観光客も着実に増えており、佐渡市と連携しながら課題対応にも取り組みたい」と評価。特にオフシーズンの誘客強化が課題だと述べた。

渇水に関しては「整備された水田は問題ないが、天水田では厳しい地域もある」と述べ、上越地域については「非常に心配。対応できることは全てやる」と語った。

また、IT企業フラー(新潟市中央区)の株式上場については「挑戦する人たちを応援する場が整ってきており、ひとつの目標を示してくれた」と歓迎した。

 

【関連サイト】

新潟県Webサイト

※コメジルシプロジェクトWebサイト

ハートマッチにいがた

 

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