「姿勢から人生を変える」―整体リードが届ける心と身体の癒し (新潟県長岡市)
新潟県長岡市の住宅街に、静かに佇む一軒の整体サロンがある。まるでカフェのような木目調の内装と、アロマの香りが漂う落ち着いた空間。その名も「整体リード」。今年11月で開業6年目を迎えるこの整体院は、「正しい姿勢から長岡の明るい未来を導きたい」という想いを胸に、今日も地域住民の健康を支えている。

整体リードは、住宅地のなかにある
町永拓也院長(38)は地元の出身。新潟県立長岡工業高校を卒業後、新潟市内の保育系の専門学校へと進学。卒業後は、保育士・幼稚園教諭として7年間勤務した異色の経歴の持ち主だ。保育の仕事にやりがいを感じつつも、待遇や将来性への不安から転職を決意。その後、腰痛をきっかけに訪れた整体院で“癒し”という新たな道に出会い、修行を経て独立した。
同院は、子育てを頑張っている30~50代の女性の治療を中心に、多くの患者に支持されている。妊娠中や産後の女性の体調に寄り添った施術も評判だ。ボキボキと鳴らすような矯正ではなく、身体の状態に応じて筋肉を丁寧にほぐし、一人ひとりの症状に柔軟に対応したオーダーメイドの施術が特徴の一つである。
「痛くない、怖くない整体を、気軽に通える場所で提供したかった」とする町永院長。その想いは内装にも反映されている。院内ではカフェのようなBGMが流れ、施術ルームは完全個室または半個室。心置きなくリラックスできる空間づくりにこだわる。また、施術には高品質なドテラ社製アロマオイルを使用し、香りによるリラクゼーション効果も追求。近年では、フットアロマリフレクソロジーなど女性限定の人気メニューも登場し、アロマの癒しと整体の技術を組み合わせた「新感覚の整体院」として、注目を集めている。

木目調を活かした施術室 アロマの香りもとても良い雰囲気だった
町永院長を除けば、施術スタッフは女性3名。女性は勿論、男性も安心して施術を受けることができる。町永院長自身は、「自分より年上の女性の患者さんとの会話が得意」だという。ここでも、保育現場での経験が今に活きている。
町永院長の夢は「長岡市民の腰痛ゼロ」。そのためにも、一人ひとりが健康で生ききる人生を支えたいという。その真剣なまなざしは、地域の未来へとまっすぐに向けられている。
かつて「‟男はいらない”と言われ、保育の世界で悩んだこともある」という町永院長だが、
今では整体師として地域の女性たちを支え、「必要とされる存在になってきた」と、確かな手応えを感じている。

町永院長の整体リードは、今や地域の人たちになくてはならない存在となっている
整体リード公式Webサイト https://seitai-lead.com/
(文・写真 湯本泰隆)