新潟県三条市と甲賀市が万博で合同出展 伝統の技が来場者を魅了

来場者の様子 三条市提供

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、新潟県三条市と滋賀県甲賀市が共同出展する「Resolution of LOCAL JAPAN 展~地域が創る日本と地球のいのち輝く未来~」(略称:LOCAL JAPAN展)が7月28日、会場内のEXPOメッセ「WASSE」で始まった。両市の伝統的なものづくり文化を融合させた合同ブースが来場者の注目を集めている。

三条市からは、ふるさと納税返礼品としても人気の産業製品を展示。金工作家・須佐真氏による「鎚起銅器(ついきどうき)」の制作実演も行われた。甲賀市は、信楽焼で知られる陶芸文化を紹介している。

初日は、両市の職人による実演に多くの来場者が足を止める姿が見られた。中でも、須佐氏による手仕事には「職人の技術の高さを実感した」「本物の手仕事に感動した」といった声が寄せられた。

会場では、来場者アンケートの回答者を対象に、抽選でオリジナルギフト「ポンポン酒」を配布。三条凧合戦や本成寺鬼踊りなどの地域文化をデザインしたパッケージに、お猪口と地元酒造の日本酒をセットにした限定品で、1日52個が用意され、長い列ができるほどの人気ぶりだった。

アンケートによると、約8割の来場者が「三条に行ってみたい」と回答し、多くが市のパンフレットを持ち帰ったという。主催は万博首長連合。LOCAL JAPAN展は31日まで開催される。

 

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