アニメ制作とアニメ文化、両方で選ばれる新潟を目指して 産官学でつくる「新潟アニメ推進協議会」が発足

第1回新潟アニメ推進協議会の様子
新潟県は7月25日、第1回新潟アニメ推進協議会を開催した。新潟県をアニメ文化やアニメ産業の拠点とすることを目指すもので、今年度から2027年度まで県が主導で実施する。県内市町村や教育機関、イベント団体、県内にスタジオを持つアニメ制作会社などから委員が集められ、座長には新潟大学の石田美紀教授が選ばれた。
初回となる今回の会合では、アニメに関する文化や、制作現場の現状について情報共有と意見交換がなされた。新潟県観光文化スポーツ部文化課の萬歳真紀課長によると、特に、アニメ制作現場における人材育成の課題や、アニメ関連企業の誘致後の継続的な施策の必要性などの意見があったという。
萬歳課長は「『アニメといえば新潟』を目指したい。例えば映画祭などの開催で多くの人に来てもらうと同時に、アニメに関わる仕事がしたい、という時にも選ばれるのがゴール地点だと思っている」と話す。
今年度は会合を4回開催し、機運醸成のためのイベントも予定する。次回、第2回の会合は8月下旬頃に開催予定。