新潟アンテナショップが好業績! 関西拠点は5年連続増収、首都圏拠点も好スタート

銀座・新潟情報館「THE NIIGATA」(2025年3月に撮影)
新潟県は7月31日、関西圏と首都圏に設置した情報発信拠点の2024年度実績を発表した。関西拠点「新潟をこめ」は来店者数と販売額が2019年のオープン以来過去最高を更新し、首都圏拠点「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」は営業初年度として順調なスタートを切った。

「新潟をこめ」外観
関西拠点「新潟をこめ」は、大阪・梅田の地下街ホワイティうめだ内にある新潟県のアンテナショップ。2024年度来店者数は前年度比11.2%増の52万1817人、販売額は同7.0%増の1億5896万2000円だった。2020年度以降、5年連続で前年実績を上回った。
物販部門では日本酒が2792万3000円(構成比20.0%)でトップ、米菓が1442万4000円(同11.7%)、おにぎりが1116万2000円(同8.7%)と続いた。飲食部門では日本酒3種飲み比べが803万3000円で最も売れた。
昨年度は「新潟ご馳走コーナー」を新設し、人気のおにぎりのテークアウトを開始。県内酒蔵スタッフが直接商品を紹介する「蔵推し企画」なども実施し、来店者増加につなげた。

「THE NIIGATA」店内(2025年3月撮影)
一方、2024年8月8日にグランドオープンした首都圏拠点「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」は、東京・銀座のすずらん通りにある県のアンテナショップ。2024年度入館者数31万7726人、販売額2億3549万円の実績を上げた。
販売額上位は日本酒(有料試飲、北雪大吟醸YK35など)、米菓(南蛮えび煎餅、サラダホープなど)、おにぎり(焼き鮭、ががなんばんなど)の順だった。また、佐渡金山世界遺産登録のパブリックビューイングや、お花見向け銘菓の限定販売など各種イベントも開催した。
移住相談窓口の利用も活発で、2024年6月17日から2025年3月31日までの相談人数は延べ371人と前年同期を上回った。物販フロアからの誘導効果もあり、全体として順調に推移している。
県は今後、両拠点ともに県産食品や日本酒などの品ぞろえ充実を図り、地域性やストーリー性を持たせた販売や広報、体験・交流の創出などを通じて新潟県の魅力発信に取り組む方針だ。
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