【Q1決算】東北電力、前年度に続き2年連続で減収減益に

電力ビル新潟(東北電力新潟支店)

東北電力株式会社(宮城県仙台市)は7月31日、2026年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

売上高は5,353億8,000万円(前年同期比12.9%減)、営業利益は643億6,900万円(同31.5%減)、経常利益は576億900万円(同36.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は377億2,500万円(同37.7%減)。2024年度に続き、2年連続で減収減益となった。

販売電力量(小売)が減少したことなどにより、前年同期から減収。また、女川原子力発電所第2号機の再稼働や、燃料費調整制度のタイムラグ影響による差益の増加などの収支改善があったものの、送配電事業における需給調整費用の増加や、市場・販売環境変化による収支悪化などから、前年同期から減益となった。

発電・販売事業について、販売電力量(小売)は、競争の進展による契約の切り替えなどにより減少し、前年同期比5.8%減の132億kWhとなった。一方、販売電力量(卸売)はエリア外への卸売が増加したことなどから、32.4%増の46億kWhとなった。この結果、販売電力量は全体で1.8%増の178億kWhとなった。

 

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