【倒産情報】オキノテック(燕市)が破産申請、国内自動車業界の縮小で繰越欠損も挽回できず

東京商工リサーチ新潟支店によると、株式会社オキノテック(燕市)は、7月30日、事業を停止して自
己破産の中 を行った。負債総額は約1億5000万円。

新潟県燕市や関東方面の業者に対して自動車関連(スイッチパネル、シフトノブ、ステアリング部品など)の金型製造他を手掛け、ピーク時の売上高となる1990年3月期には1億8517万円を上げていた。

しかし、国内の業界は縮小傾向となり、廃プラスチックの環境問題がクローズアップされるとプラスチック製品の成型用金型の需要が更に減少、2025年3月期の売上高は約7400万円となり、赤字決算が続いて繰越欠損金も膨らみ、厳しい財務内容が続いていた。今後の業容も回復する見込みはなく、借入金の金利もアップして資金繰りは限界に達したために今回の事態となった。

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