「以前の投資資金が戻る」信じ136万円被害 小出警察署が特殊詐欺被害を受理

小出警察署
小出警察署は8月6日、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の届出を受理し、現在捜査中であることを発表した。
被害に遭ったのは新潟県魚沼市在住の60代男性。男性は7月11日頃から7月18日頃までの間に、3回にわたり現金合計136万円をだまし取られた。
男性によると、7月11日頃、スマートフォンにアメリカの企業の職員を名乗る男から電話があり、「以前投資をしたお金が増えている。仮想通貨でないとお金を返すことができないので、専用のアプリを登録してほしい」などと指示された。男性は指示に従い「暗号資産取引用のアプリ」を登録した。
その後、相手方からメッセージアプリでのやり取りに誘導され、「専用のアプリでは初めての取引になるので、資金を入れておかないと口座凍結される可能性がある」などと説明された。男性は7月18日頃までの間、3回にわたり現金合計136万円を指定された口座に振り込んだ。
男性は3回目の振込をした直後から相手と連絡が取れなくなったため、詐欺ではないかと思い警察に相談。詐欺被害と判明した。
男性は約2年前にも、外国人を名乗る人物からの電話で投資詐欺に遭っていたが、当時は警察に相談しなかった。今回、詐欺グループからの電話で「以前の投資資金が戻る」と言われ、信用したとみられる。
警察は「『儲かる』『お金が戻る』といった話にすぐ飛びつかず、周囲や警察に相談してほしい」と呼びかけている。
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