【新潟各地に土砂警戒情報】ダム放流・停電も発生中 北陸地整が災害対策本部を設置

北陸地方整備局(新潟市中央区)は、8月6日から続く大雨に対応するため、同日16時40分に災害対策本部を設置した。7日11時時点で、管内の新潟県では避難情報や人的被害、住宅被害、ライフラインへの影響は確認されていない。

一方、電力供給に関しては、新潟県内で東北電力による停電が発生しており、五泉市で10軒未満、田上町で約100軒が影響を受けている。上越新幹線は通常通り運行しているが、在来線の一部区間では運転見合わせが続いている。

新潟県内では6日から複数の自治体で土砂災害警戒情報が発表された。佐渡市、胎内市、村上市、新発田市、関川村の5自治体では、それぞれ警戒情報に基づきホットラインを構築し、情報収集と対応体制を強化している。現時点で支援要請は出ていない。

河川関係では、新潟県内の加治川治水ダム、奥胎内ダム、奥三面ダムで6日に洪水調節が実施され、同日中に終了。また、佐渡島内の複数ダムでは事前放流が行われた。

道路関係では、新潟県内で直轄国道や県道を含む5路線6区間が通行止めとなっている。通行止めの原因や被災状況については引き続き確認が進められている。

北陸地方整備局は「引き続き被害状況の確認を行うとともに、自治体との連携を強化し、必要な対応を迅速に行っていく」としている。

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