【春日山を広く発信】上越市のNPO法人が謙信公祭100周年に合わせて『謙信公のまほろばの風原画展』

春日山地域の風景を描いた画家の絵画に見入る見 学者

上杉謙信公と春日山を盛り上げようと結成してまもなく3年になるNPO法人「越後まほろば倶楽部」は、謙信公祭100周年(23、24日開催)のアニバーサリーイヤーを迎えることから、直前の9日から24日まで「謙信公のまほろばの風景原画展(及び春日山の四季と山野草展)」を上越市春日謙信交流館ロビーで開催する。

同倶楽部の志賀茂理事長も「5年後の2030年の謙信公生誕500年を前に、謙信公が愛した春日山地域の素晴らしさを絵画から知ってもらおうと開催するもので、合わせて春日山の四季と山野草の美しさを映像(3~4分)でPRするなどして、春日山地域を盛り上げたいと思っている」と話す。

原画の方は全部で14点、地元画家の小林新治さんの絵画4点と建築家でもある中央で活躍する秋元和雄さんの絵画7点を展示するもので、絵画は春日山地域の謙信公銅像はじめ春日山神社、総構え、心のふるさと道、春日山城登り口などを画いたものであり、どれも皆、春日山地域が織りなす里山の美しさを表現したものばかりだ。また、「春日山の四季と山野草展」は、カタクリやスミレ、ヤマザクラ、カキツバタ、ササユリなど春日山地域に咲く山野草などを映像で紹介したものだ。

春日山地域の自然豊かな風景や山野草などの映像を観る人達

ロビーには、これらの絵画の絵葉書の展示や、更にNPO法人「越後まほろば倶楽部」に関心を持って貰うための「春日山観光施策への提案書」や、春日山(中でも孫市山砦)をヤマザクラとヤマモミジの名所に!との「春日山謙信公の里山復元プロジェクト計画提案書」なども展示されている。初日の9日にも謙信公や春日山城のファンが訪れ、春日山周辺の風景原画のほか四季の風景・山野草の映像を見学していた。市内から見に来たという女性(64)は「謙信公祭というイベントも楽しみだが、絵画や映像を通してこれまで知らなかった春日山地域の自然の豊かさにも再認識した」と話していた。

なお、この日は絵画の絵葉書はサンプル展示のみで、近日販売予定であり、今後お買い求めの方やNPO
法人入会希望の方の連絡先は、NPO法人「越後まほろば倶楽部」の志賀茂理事長まで ☎090‐2163‐0497

竜 哲樹(にいがた経済新聞顧問)

 

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