【今読んで欲しい3冊】書店員が選ぶ8月のおすすめ本(提供:ジュンク堂書店新潟店)
ジュンク堂書店新潟店(新潟市中央区)の書店員が選ぶおすすめ本「8月号」。書店員のお眼鏡にかなった「今読んで欲しい本」を、書店員の生の声でお届けします。
今回は、ジュンク堂書店新潟店、医学書担当の伊藤恵さんのおすすめを3冊ご紹介します。
いやぁ、あっちぇですねぇ。みなさまいかがおすごしですか?
宿題は涼しい午前中のうちに、なんてよく言われたものですが、今は涼しい時間なんてないですもの。
プールやラジオ体操もないと聞きます。にぎやかな子供たちの声がないのもなんだかさびしい夏。
それでも夏休みを楽しみたいですよね。
それでは今回は海へ知的冒険に出てみましょう。
※海や川でのレジャーはくれぐれも安全にご留意ください。
【ビーチコーミング小事典/文一総合出版】

ビーチコーミング小事典 文一総合出版
浜辺を散歩しながら、漂着物の観察や収集をするなどして楽しむビーチコーミング。
石ころや貝殻、流木。クラゲに海藻、生きものだったもの。
シーグラスなんてキラキラしていてかわいい。
新潟の海岸線は、長い。きっと様々な”お宝”が、砂に埋もれながらみんなを待っている。
潮の流れや風向きで漂着物に違いがあるそう。日と場所を変えて歩いてみよう。
【最新図解 船の科学 基本原理からSDGs時代の技術まで/講談社ブルーバックス】

最新図解 船の科学 基本原理からSDGs時代の技術まで 講談社ブルーバックス
ゴウゴウとエンジン音を轟かせながらも、静かで滑らかに港へ入る優雅な姿は、緻密で奥深く、美しい科学技術によって支えられている。
おとなになった今でも不思議。
お風呂に浮かぶアヒルちゃんをつつきながら考える。
なぜこの形なのか?起源は?この先はどうなる?
大量の物資と人を安全に快適に。今日も世界のどこかの海をゆく。
【深海世界 海底1万メートルの帝国/亜紀書房】

深海世界 海底1万メートルの帝国 亜紀書房
深海1万メートル。太陽の光も届かなければ、人々が関心を寄せることもあまりない。
この場所に光を当てるとなにが見えるのか想像したことはあるだろうか。
水圧は10メートル潜るごとに1気圧ずつ高くなり、深さ1万メートルだと1001気圧にもなるそうだ。人間など一溜もない。
こんな過酷な環境でも多彩な生命が息づいている。海溝の最深部にはまだ誰も知らない巨大生物がいるかもしれない。
彼らに会いたければ相応の準備が必要で、水圧に耐える潜水艇と、そこへ乗り込む勇気と好奇心。
地球外生命体も興味深いけれど、こちらの謎だらけの生命体たちにもぜひ目を向けてみてほしい。
【グーグルマップ ジュンク堂書店 新潟店】
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