【Q1決算】田辺工業が減収減益、民間設備投資低調で受注・価格競争は厳しい状況続く
田辺工業株式会社(上越市)は8月8日、2026年3月期 第一四半期決算(連結)を発表した。
当期は、売上高が116億5,400万円(前年同期比 4.3%減)、営業利益が8億1,200万円(同 7.4%減)、経常利益8億3,700万円(同7.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益 が5億5,900万円(同4.2%増)となった。
同社が属する設備工事業界においては、公共投資は底堅く推移し、民間設備投資は持ち直しの動きがみられたが、原材料価格をはじめとする物価上昇や海外景気の動向により先行きが不透明な状況等があり、受注・価格競争は厳しい状況で推移している。
受注高は、主要顧客である化学業界において半導体関連のプラント設備工事、設備増強工事、定期修繕工事等を中心とした受注があったが、一部顧客には国内外の景気動向から投資判断の慎重さもみられ、グループ全体では前年同期比を下回った。利益面においても売上高の減が響き前年同四半期を下回った。ただ売上高については、当四半期以降に進捗が予定されている案件も多い。